ご挨拶
笹川陽平

ご挨拶

ボートレースファンの皆さま、選手の皆さま、ハンセン病制圧ボートレースチャリティーオークションにご参加いただき、ありがとうございます。私が会長を務める日本財団は、ボートレースの売上金の一部を財源に、国内外で恵まれない人々への支援活動を長年にわたり積極的に行っています。

このチャリティーオークションは、日本財団の最も大切な活動のひとつである、ハンセン病に対する取り組みに使ってほしいと、ボートレース選手や関係者の皆さまからご協力をいただいて実現しました。

ハンセン病は治療が遅れると身体の一部が変形するなどの理由から、何世紀にも亘り、世界中で不治の病、神の罰などと言われ、人々から恐れられてきました。そのため、ハンセン病患者や回復者の多くは世界中で社会から隔離されて孤独な生活を送ることを余儀なくされてきました。

有効な治療法によって治る病気となった今なお、ハンセン病患者や回復者に対する差別は根強く続いています。たとえば、現在でも学校に通えず教育を受けられない、仕事に就けないなど生活のあらゆる面でいわれのない差別を受けています。

私たちは、世界からハンセン病とその差別をなくすため、ハンセン病患者の早期発見や回復者の生活環境の改善、彼らが職を得て自立できるような後押しをするなど、様々な活動に取り組んでいます。たとえば、学校に通えない回復者の子どもたちに対する教育支援、回復後の職業訓練、経済的自立のための少額貸し出し制度などを行っています。

このチャリティーオークションを通して、皆さまの善意がこれらの人々に確実に届くよう責任をもって活動してまいります。

プロフィール

明治大学政治経済学部卒業 日本財団会長 WHO(世界保健機関)ハンセン病制圧大使 ハンセン病人権啓発大使(日本・外務省) 30年以上にわたるハンセン病制圧活動に対し、国際ガンジー賞(インド)、読売国際協力賞(読売新聞社)、WHOヘルス・フォア・オール金賞(WHO)、ミレニアム・ガンジー賞(インド)を受賞、チェルノブイリ原子力発電所事故の救援活動によりロシア連邦から友好勲章受章、長年にわたる人道的な活動に対し、ハベル大統領記念栄誉賞(チェコ共和国)受賞、ロチェスター工科大学名誉博士(米国)、ジャタプール大学名誉博士(インド)、世界海事大学名誉博士(スウェーデン)、モンゴル国・経済アカデミー名誉博士(モンゴル)、ブカレスト大学名誉博士(ルーマニア)、ケープコースト大学名誉博士(ガーナ)、黒龍大学名誉教授(中国)、哈爾浜医科大学名誉教授(中国)、延辺大学名誉教授(中国)  その他 【主な著書】 「世界のハンセン病がなくなる日」(明石書店) 「この国、あの国」(産経新聞社) 「二千年の歴史を鑑として」(日本僑報社) 、「知恵ある者は知恵で躓く」(クレスト社)、「外務省の知らない世界の“素顔”」(産経新聞社) など