新たな情熱が、戸田ではじけ翔ぶ!?

戸田では2019年のクラシック以来、5年ぶりのSG開催。今回も3分の1程度、SG戦線をリードし、賑わせている選手がいる。

関東を代表する全国区レーサー桐生順平(埼玉)もその1人。舞台が地元・戸田となると真っ先に優勝候補の筆頭に挙げたい。熟知した水面、手の内に入れた整備等、アドバンテージは少なくない。

昨年6月の戸田67周年。超がつく低調機を引き、記者の間でも「今節、桐生は整備に手を焼き、苦戦は免れないな」と話していた。しかし、部品交換等、大整備を施して初日から一変。ドリーム戦を制してシリーズをリードし、一気に頂点まで駆け上がった。今年はこのホームでのSG第1弾、優勝に照準を合わせているだろうが、最低でも優出し、24年の賞金争いを優位に進めて行きたい。

昨年のグランプリで上位を占め、SG戦のど真ん中で戦っている石野貴之(大阪)、峰竜太(佐賀)をはじめ馬場貴也(滋賀)、茅原悠紀(岡山)、池田浩二(愛知)、毒島誠(群馬)らももちろん虎視眈々。今回、椎名豊(群馬)にも食指が動く。近況、当地でのモーターパワーの引き出し具合には敬服する。SGは一般戦とは周りの出し方が違うのは承知しているが、SGタイトル(22年オーシャンC)も持つ選手だけに、密かに注目している。小松 生幹●『スポーツ報知』

地元のSGを盛り上げられるよう頑張ります!

地元埼玉のエース

桐生 順平

戸田では2019年3月のクラシック以来のSG開催です。今年最初のSGで、ファンの注目度も高いと思います。成績を残したいという欲も出てきますが、“地元だから”と意識しすぎず、いつもと変わらない気持ちで走りたいですね。

戸田は引くモーターによるけど、その節によっても調整が変わるので、1回乗ってみないと何とも言えません。できれば普通以上のモーターを引きたいです。地元のSGなので、シリーズを盛り上げられるように頑張ります。