9月の“ほぼ”オール女子戦で福来剛が6連勝して急激に勝率が上がった。バランス良く上位級に仕上がるが、伸び寄りの調整にインパクト。

今がピークの平和島看板モーター。出足型、伸び型と調整次第ではどちらにでも対応できる優等生。伸びを求めたほうが威力は増す。

2連率が50％近くあるのが不思議だが、出足と回り足が軽快で、大敗なく着をまとめられる。コーナー勝負が得意な技巧派レーサーに向いている。

56号機とともに現段階での「Wエース」。伸び、出足、回り足と3拍子が揃っているが、特筆すべきはスリットの足。冬の平和島向きの鬼パワーを誇る。

初下ろしの節は伊藤宏が超抜の伸びで捲りを連発。その後もコンスタントに活躍している。伸び型に仕上がる傾向が強く、爆発力がある選手が理想。

ダッシュを乗せるとグイグイと伸びる。伸びはWエースに匹敵。11月に木村仁紀がピット離れを求めてプロペラを叩いた後も、しっかりと反応していた。

8月、9月に噴きまくってエースモーターと呼ばれたが、最近はややパワーダウンした感が否めず。それでも出足、伸びは余裕で上位級。

7月の64周年では森高一真が優出。展示タイムは目立たないが、本番での出足、回り足が良い実戦型。11月戦の阿波勝哉も手堅い走りで着をまとめた。

10月戦で仲口博崇が優勝して本格化した上昇モーターだ。出足、回り足といった手前の部分が強力。握ってからの反応が良いので捲り差しも決まる。

近況はやや低迷。しかし、9月“ほぼ”オール女子戦の橋谷田佳織は出足、伸びとも超抜の仕上がりだった。体重が軽い女子なら間違いなく噴く。

9月戦で吉田俊彦が優勝、10月に海野ゆかり、11月に山田哲也が優出と、乗り手次第のじゃじゃ馬モーターだ。ただ、50%台と競ると分が悪い。

トップ級と足合わせすると確実に負ける。パワー劣勢だが、10月戦の西村拓也（優出2着）が伸び寄りの調整にしたときは展示好タイムを連発していた。

11月のダッシュ島グランプリで後藤翔之がV、続く上田龍星も上位級に仕上がった。スリット付近と旋回後が良く、混戦を突き抜けるパワーがある。

7月戦で橋本年光が約2年ぶりの優勝、9月戦では永井源が池田浩二を5コースから捲ってVと、ハマったときは強力。スリットの足が良いのが特徴だ。

ダッシュ島グランプリで石田豪が4勝して一躍脚光を浴びたが、注目は次に乗った中井俊祐の“強伸び”だ。スタート全速なら他を圧倒する。