総展望

本当にTR2nd発進6名が有利か

平和島における現在の機力相場が話題になっており、これが特異でかつ混沌とした状況下にある。つまりは2連率イコール素性、または近況ではないという状況だ。

例えば2連率上位にVゼロのモーターが多い点、また2連率1位の17号機は勝率16位、3位の39号機は勝率18位というねじれ現象まで発生している点が、象徴例と言えよう。2nd組が機力面の恩恵に預かれるのかどうかという点が確実でなく、また季節柄、向い風基本となる中での開催が、2nd組が授かるべき枠の優遇に関するアドバンテージまでも、不明瞭にする。

個人別の観点からも、混戦を予感させる要素がある。近年は当地への参戦回数が少なく、走り自体が未知数という選手も複数いて、賞金トップの峰竜太(佐賀)がそれに該当、菊地孝平(静岡)もそうだ。一戦必勝が求められる舞台では、これが負の材料となりかねない。

パワー勝負になる冬の平和島では、力あるモーターに当たることこそ大事。6年前の茅原悠紀(岡山)のように、好モーターを引いた1st組の下克上も十分考えられよう。

シリーズは中間整備機に要注目

平和島では今開催に先駆けて中間整備が盛んに行われており、シリーズへ回るモーターの中にも急上昇機が複数存在する。モーター2連率の低い選手が、1st敗者組を機力面で凌駕し撃破するようなことになれば高配当にもなろう。

個人別では平和島巧者の池田浩二(愛知)や、桐生順平(埼玉)、原田幸哉(長崎)らに主軸としての期待が集まるが、冬の向い風水面だけに、例えば杉山正樹(愛知)のような伸び型タイプの一発も怖い。

SGグランプリ 歴代優勝者

開催年 開催場 優勝者
第1回 1986年 住之江 彦坂 郁雄
第2回 1987年 住之江 安岐 真人
第3回 1988年 住之江 野中 和夫
第4回 1989年 住之江 福永 達夫
第5回 1990年 住之江 高山 秀則
第6回 1991年 平和島 松田 雅文
第7回 1992年 住之江 野中 和夫
第8回 1993年 住之江 野中 和夫
第9回 1994年 住之江 中道 善博
第10回 1995年 住之江 植木 通彦
第11回 1996年 戸 田 植木 通彦
第12回 1997年 住之江 服部 幸男
第13回 1998年 住之江 太田 和美
第14回 1999年 住之江 松井  繁
第15回 2000年 平和島 市川 哲也
第16回 2001年 住之江 田中信一郎
第17回 2002年 住之江 植木 通彦
第18回 2003年 住之江 田中信一郎
第19回 2004年 住之江 田中信一郎
開催年 開催場 優勝者
第20回 2005年 住之江 辻  栄蔵
第21回 2006年 住之江 松井  繁
第22回 2007年 福 岡 吉川 元浩
第23回 2008年 住之江 井口 佳典
第24回 2009年 住之江 松井  繁
第25回 2010年 住之江 中島 孝平
第26回 2011年 住之江 池田 浩二
第27回 2012年 住之江 山崎 智也
第28回 2013年 住之江 池田 浩二
第29回 2014年 平和島 茅原 悠紀
第30回 2015年 住之江 山崎 智也
第31回 2016年 住之江 瓜生 正義
第32回 2017年 住之江 桐生 順平
第33回 2018年 住之江 峰  竜太
第34回 2019年 住之江 石野 貴之
第35回大会 平和島優勝戦
2020年12月20日(日)・第12レース

グランプリシリーズ 歴代優勝者●第12回大会からSG

開催年 開催場 優勝者
第1回 1986年 住之江 竹内 知樹
第2回 1987年 住之江 瀬尾 達也
第3回 1988年 住之江 瀬尾 達也
第4回 1989年 住之江 新開 文夫
第5回 1990年 住之江 長岡 茂一
第6回 1991年 平和島 岡本 義則
第7回 1992年 住之江 長岡 茂一
第8回 1993年 住之江 中道 善博
第9回 1994年 住之江 西島 義則
第10回 1995年 住之江 高山 秀則
第11回 1996年 戸 田 市川 哲也
第12回 1997年 住之江 小畑 実成
第13回 1998年 住之江 中道 善博
第14回 1999年 住之江 長岡 茂一
第15回 2000年 平和島 吉田 隆義
第16回 2001年 住之江 濱野谷憲吾
第17回 2002年 住之江 太田 和美
第18回 2003年 住之江 市川 哲也
第19回 2004年 住之江 太田 和美
開催年 開催場 優勝者
第20回 2005年 住之江 池田 浩二
第21回 2006年 住之江 赤岩 善生
第22回 2007年 福 岡 山崎 智也
第23回 2008年 住之江 田中信一郎
第24回 2009年 住之江 井口 佳典
第25回 2010年 住之江 山崎 智也
第26回 2011年 住之江 勝野 竜司
第27回 2012年 住之江 篠崎 元志
第28回 2013年 住之江 前本 泰和
第29回 2014年 平和島 平本 真之
第30回 2015年 住之江 長田 頼宗
第31回 2016年 住之江 今垣光太郎
第32回 2017年 住之江 新田 雄史
第33回 2018年 住之江 平尾 崇典
第34回 2019年 住之江 馬場 貴也
第35回大会 平和島優勝戦
2020年12月20日(日)・第11レース

2020年獲得賞金ベスト60(2020年1月1日~11月29日)

順位 登録番号 選手名 支部 獲得賞金額
1 4320 峰  竜太 佐賀 147,125,000円
2 4238 毒島  誠 群馬 131,609,000円
3 3854 吉川 元浩 兵庫 117,320,932円
4 4477 篠崎 仁志 福岡 106,298,333円
5 4524 深谷 知博 静岡 94,277,333円
6 3942 寺田  祥 山口 93,799,000円
7 3960 菊地 孝平 静岡 91,440,000円
8 3783 瓜生 正義 福岡 90,502,500円
9 3897 白井 英治 山口 86,402,000円
10 3744 徳増 秀樹 静岡 83,263,500円
11 4337 平本 真之 愛知 81,897,000円
12 4344 新田 雄史 三重 76,919,340円
13 4418 茅原 悠紀 岡山 73,164,200円
14 3415 松井  繁 大阪 72,768,000円
15 4024 井口 佳典 三重 70,286,000円
16 4296 岡崎 恭裕 福岡 67,991,000円
17 4371 西山 貴浩 福岡 67,145,670円
18 3573 前本 泰和 広島 66,705,000円
19 3721 守田 俊介 滋賀 64,003,000円
20 3941 池田 浩二 愛知 62,891,000円
21 4503 上野真之介 佐賀 62,782,000円
22 3779 原田 幸哉 長崎 62,709,000円
23 4444 桐生 順平 埼玉 62,125,000円
24 4586 磯部  誠 愛知 61,162,000円
25 4044 湯川 浩司 大阪 60,855,000円
26 4262 馬場 貴也 滋賀 60,356,500円
27 4686 丸野 一樹 滋賀 59,219,333円
28 4290 稲田 浩二 兵庫 57,377,265円
29 4188 久田 敏之 群馬 56,896,000円
30 3737 上平 真二 広島 56,771,000円
順位 登録番号 選手名 支部 獲得賞金額
31 4148 枝尾  賢 福岡 56,182,566円
32 4205 山口  剛 広島 54,977,333円
33 4168 石野 貴之 大阪 54,144,000円
34 4074 柳沢  一 愛知 49,670,000円
35 4350 篠崎 元志 福岡 48,833,000円
36 4504 前田 将太 福岡 48,766,800円
37 4084 杉山 正樹 愛知 48,441,566円
38 3826 村田 修次 東京 48,212,000円
39 4512 高野 哲史 兵庫 46,487,932円
40 3582 吉川 昭男 滋賀 46,244,000円
41 3959 坪井 康晴 静岡 46,236,000円
42 3557 太田 和美 大阪 45,673,000円
43 3716 石渡 鉄兵 東京 45,250,666円
44 4061 萩原 秀人 福井 44,885,000円
45 4063 市橋 卓士 徳島 44,817,333円
46 4831 羽野 直也 福岡 44,129,000円
47 4397 西村 拓也 大阪 43,721,000円
48 3388 今垣光太郎 福井 43,591,000円
49 4659 木下 翔太 大阪 43,559,000円
50 4166 吉田 拡郎 岡山 43,139,000円
51 3795 金子 龍介 兵庫 43,019,932円
52 4848 仲谷 颯仁 福岡 42,807,000円
53 4604 岩瀬 裕亮 愛知 42,135,566円
54 4266 長田 頼宗 東京 41,955,000円
55 3623 深川 真二 佐賀 41,779,000円
56 4427 秦  英悟 大阪 41,634,333円
57 4497 桑原  悠 長崎 41,607,000円
58 4095 福来  剛 東京 41,210,666円
59 4482 守屋 美穂 岡山 40,991,666円
60 4573 佐藤  翼 埼玉 40,808,000円