こんなレディースチャンピオンを見てみたい!

大山の夏の女王連覇なるか!? 平山がレディースC初制覇で完全復活へ!

多摩川にレディースCが帰ってきた!

女子戦のメッカ・多摩川にPGIレディースチャンピオンが9年ぶりに帰ってきた。出場メンバーも豪華絢爛。今年はどんなレースが繰り広げられるか楽しみだ。

優勝候補の一番手には大山千広(福岡)を挙げたい。昨年の覇者は今年も各地で大活躍。上半期だけで優勝を5回積み重ねた。確かな技術に加え、現在の勢いなら連覇も夢ではないだろう。平山智加(香川)は過去V3、現在4連続優出中と多摩川は好相性。近況は長期休養前と同じような強さが戻ってきており、初のLC優勝に視界は明るい。女子ボート界を長く支えてきた日高逸子(福岡)や山川美由紀(香川)も当然注意が必要だが、7月に通算2000勝を達成した寺田千恵(岡山)や、3月のレディースASを制した岩崎芳美(徳島)も主力として名前が挙がる。またスピード優先のコースで守屋美穂(岡山)や遠藤エミ(滋賀)、小野生奈(福岡)も持ち味を最大限生かせそうだ。

地元では平田さやか(東京)に期待したい。今大会が多摩川に決まった時から出場を強く意識してきた。昨年末にはデビュー16年目にして初Vを飾った。ここまでため込んできた思いをこの舞台にぶつける。

モーターは7465に注目!

多摩川の夏はとにかく暑い。特に梅雨明けからお盆過ぎにかけて晴れている日はピットにこもるような熱気が停滞する。それに加え、気圧も低いものだから力のないモーターは回転が上がりづらく、苦戦を強いられる傾向にある。

風はこの時期よほど天候が崩れない限りターンにはあまり影響しないが、やっかいなのはスタート。スリット付近には不安定な風が舞っていることが多く、これがスタート勘に影響を与える。関東では比較的広いレース場でインは残りやすいが、前述したように力のないモーターは回転が上がらず、スローはスタートで遅れるシーンも。そうした場合、カド捲りや、その展開を突いた捲り差しが多摩川の荒れるパターンだ。

モーターは5月24日に使い始めてまだ日は浅いが、初下ろし節で竹井奈美が優勝した71号機と双璧の動きをしていた74号機がおすすめ。他に616469も相当なパワーを見せる。65は使い始め数節は低調だったが、7月上旬の開催で福井支部の若手・佐藤悠がプロペラ調整して激変。ダークホースとして覚えておきたい。