水面・3連単・モーター相場

多摩川は日本一の静水面

「日本一の静水面」とは、多摩川の水面特徴を紹介するにはお馴染みのフレーズだ。東西に延びる広大な淡水水面で、北ホーム側はスタンド、南バックストレッチは樹高の高い植林によりガードされ、年間を通して水面コンデイションは安定している。

ただし、風速が4~5mを超えだすと、南北から入る風は水面上で巻いて不安定になるケースも多い。選手によっては「(難水面の)江戸川よりもスタートが難しい」と口にすることもある。

舟券戦術はイン戦主導で

基本的に水面条件が良く、舟券戦術はイン戦主導のスタンダードなものとなる。インの1着率は年間で50%前半で推移。東京3場では最も高い数字を誇る。1、2コースのイン水域決着がトータル出現率ではややリードするが、当節は若手勢によるシリーズだけに、差し位置の2コースの利き方は普段より減衰すると考えて良い。

ちなみに、3着率は2~6コースで20~16%範囲と大きな開きはない(21年7月からの1年間)。流し券で外コースの高配当艇を引き込む狙い目は有効だ。

最近6ヵ月進入コース別成績(2022年2月1日~7月28日/1,251レース)

進入コース 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 50.4% 17.5% 9.6% 0.16 610回 - - - 17回 1回
2コース 15.5% 24.5% 18.9% 0.17 - 61回 - 109回 21回 3回
3コース 12.9% 21.1% 19.2% 0.16 - 68回 67回 8回 16回 2回
4コース 13.5% 17.1% 18.4% 0.15 - 83回 45回 28回 10回 2回
5コース 6.6% 13.3% 17.1% 0.16 - 14回 51回 6回 9回 2回
6コース 1.5% 7.1% 17.3% 0.17 - 6回 9回 2回 1回 0回
モーターは2252が2強

モーターは5月19日から使用されて約4ヵ月の使用。8月21日時点でのツートップは225222は9節使用され7優出V2と圧倒的存在感を誇る、行き足&出足が抜群の実戦型モーターだ。ただし、優出者は全者がA1級選手と乗り手に恵まれた印象も少々ある。52はストレート中心の強力機で、パンチという面では22以上。

ほかでは出足、レース足系で2129、直線系では4070が上位機と評価できるモーターだ。

22号機 節間成績(8月21日現在)

開催月 使用者 節間成績
登録番号 選手名 級別 期勝率
5月 3940 飯山  泰 A1 6.36 1145311212
5月 4364 池永  太 A1 7.05 4431135236
6月 4546 浜田亜理沙 A1 6.60 1111112311
6月 3621 天野 晶夫 A1 6.32 3122241422
6月 4055 吉田 俊彦 A1 6.75 1211111111
7月 4297 山田 哲也 A1 7.17 1151322314
7月 3994 茶谷  桜 B1 4.80 15552524
8月 3792 田中  豪 A1 6.39 2222321113
8月 5137 川原  涼 B1 2.88 1236524

52号機 節間成績(8月21日現在)

開催月 使用者 節間成績
登録番号 選手名 級別 期勝率
5月 4122 安東 幸治 B1 5.09 224114F24
6月 4540 相原 利章 A2 5.80 12135262514
6月 3569 増田  進 B1 4.52 35555233失
7月 4409 坂元 浩仁 A1 6.35 1512311112
7月 4129 宇野 博之 B1 4.39 423422311
8月 4688 永井 彪也 A1 6.60 2111311211
8月 3984 坂口  周 A1 6.28 221121111