総展望

※登録第4980号佐々木完太選手(山口支部)は公傷の為欠場となりました。予めご了承ください。

GI覇者が意地を見せるか、通算Vゼロ選手の下剋上か。
守りより攻め、得点よりも逆転勝利を狙い、
新鋭たちが限界超えに挑戦する!!白川 正樹 ●『東京中日スポーツ』

歴代覇者の羽野がシリーズの中心

今年で9回目を迎えるヤングダービー。関東のレース場で行われるのは戸田で行われた第1回大会以来となる。その第1回大会を制したのが桐生順平。これがGI初優勝となった桐生は、翌年クラシックでSG初制覇。そして17年にはグランプリを制し、現在はボート界のトップレーサーの1人として活躍している。

若手の成長スピードはとにかく早い。その早さを体感できるのがこのヤングダービーの魅力の1つだろう。中でも今年の優勝候補の1人でもある関浩哉(群馬)は18年のこの大会で序盤から快調な滑り出しを決め、優勝戦1号艇を獲得。最後もしっかりと逃げ切り自身初優勝がGI初優勝となった。今年は5月の津70周年を含むV5(8月16日現在)と好調をキープし、2度目のヤングダービー優勝に期待が高まる。

選出期間勝率1位は昨年の覇者でもある羽野直也(福岡)。今年も3月の若松69周年を勝っており、今回は連覇への注目が集まる。

前田は多摩川4優出V3の水面巧者

既にGI優勝歴があるのは関、羽野のほかでは上條暢嵩(大阪)、仲谷颯仁(福岡)、大山千広(福岡)、栗城匠(東京)、板橋侑我(静岡)の5人。また、佐々木完太(山口)は今年5月の大村誕生祭でGIIタイトルを獲得している。

多摩川実績を見ると前田篤哉(愛知)が過去4優出V3と好相性。また、井上忠政(大阪)や小池修平(大阪)、中村桃佳(香川)も多摩川水面を得意にしている。

Vラッシュの宮之原がGI初V狙う

地元東京支部からは前出の栗城をはじめ5人が出場する。今年はVラッシュの宮之原輝紀(東京)や、ケガから復帰して1ヵ月足らずで優勝した佐藤隆太郎(東京)も楽しみな存在だ。

プレミアム
GI
ヤング
ダービー
歴代優勝者

第1回
2014年・戸 田
桐生 順平
第2回
2015年・尼 崎
松田 祐季
第3回
2016年・常 滑
松田大志郎
第4回
2017年・蒲 郡
中田 竜太
第5回
2018年・浜名湖
関  浩哉
第6回
2019年・三 国
永井 彪也
第7回
2020年・びわこ
磯部  誠
第8回
2021年・徳 山
羽野 直也

第9回大会
多摩川
優勝戦
2022年
9月25日(日)
第12レース