浜名湖のコース&モーターガイダンス



浜名湖のコース&モーターガイダンス

風と寒暖差で選手を惑わす春の浜名湖。
注目モーターはもちろん、エース47号機だ!


季節の変わり目で選手もピリピリ

浜名湖は24場屈指の広大な水面を誇る水面だ。水質は汽水で、「浜名湖は乗りやすい」と多くの選手が話す。スピードに乗ったダイナミックな旋回は迫力満点だ。

ただ、冬と春の季節の変わり目である、この時期特有の気象条件は、選手にとって厄介な存在となりそうだ。

まずは風について説明したい。冬場の北西の風が残り、基本はホーム追い風だ。ただし春の季節風が吹けば、ホーム向かい風(南風)となる。風向き、風速がコロコロ変わってスタートが難しくなるうえに、強い南風が吹けば2マークが波立つ。選手はスタートと荒れ水面に対して、いつも以上に気を遣わなければならない。

二つ目は寒暖差だ。最高気温が20℃近くありながらも最低気温は10℃を下回るなど、昼夜で10℃以上の気温差が生じる。調整が難しい時期だけに、この時期の水面、調整を熟知している地元選手のアドバンテージは大きい。

今年から活躍し出した1315

モーターは昨年の4月7日から使用されている。機力相場は、9月の中間整備以降、圧倒的な動きを見せる47の独壇場と言って良いだろう。1基だけ、別次元のレベルにある。

その一方で、7月周年優勝機の62、準優勝機の1には序盤の力強い動きは見られなくなり、今では47らの次位グループにも入らない。高い数字を残しているが、それを鵜呑みにはできない。

10ヵ月近く使用されているなかで、いまだ機力相場は変動している。今年に入ってから急上昇している1315が良い例だろう。ギリギリまで機力チェックは怠ってはならない。