総展望

総展望栗林幸太郎 ●『スポーツニッポン』

決定戦

今年は大舞台でも躍動している守屋美穂(岡山)。多摩川レディースC、蒲郡レディースCCでは優勝戦1号艇で進出。調整面に安定感が増して、ターンのキレもより鋭くなっている。

平山智加(香川)はレディースCで優勝。母になっても実力は健在。むしろ、ハンドルさばきや的確な判断能力などは一層、洗練されている。

小野生奈(福岡)は九州地区選、鳴門レディースAS、レディースC、レディースCCで優出。安定感は抜群で大舞台に強い印象だ。平高奈菜(香川)は今年10優出V4と、優勝戦での勝負強さはピカイチ。大山千広(福岡)は長期休み明けで多少割引は必要だが、実力はトップクラス。男子とも張り合うターン力と負けん気の強さを武器に初制覇も。寺田千恵(岡山)は9年連続出場。直前のレディースCCを制覇して大一番への出場をつかんだ。勢いは一番。長年、女子戦線をけん引してきたテクニックは必見だ。

本大会V2の松本晶恵(群馬)はここ一番に強い。前人未踏である3回目の優勝を目指す。

シリーズ

シリーズの方は地元の長嶋万記(静岡)が中心だ。レディースCCでは準V。クライマックス出場にはあと一歩届かなかったが、最後まで白熱のバトルを展開した。熟知した水面でモーターを仕上げて、全速ターンで水面を席巻する。

調整力には定評のある大瀧明日香(愛知)も水準以上の足に仕上げてくる。華麗なハンドルさばきを駆使してV争いを演じる。竹井奈美(福岡)は高水準の実力を備えている。廣中智紗衣(東京)は浜名湖で連続優勝中と相性はバッチリ。水の合うドル箱水面で大躍進も夢ではない。

プレミアムGIクイーンズクライマックス勝ち上がり方式

12月29日(火)
[2日目]
12月30日(水)
[3日目]
A組 前日第11レースの1・3・5着と第12レースの2・4・6着の6名
B組 前日第12レースの1・3・5着と第11レースの2・4・6着の6名
12月31日(木)
[最終日]
1号艇 2号艇 3号艇 4号艇 5号艇 6号艇
クライマックス
優勝戦
得点率
1位
得点率
2位
得点率
3位
得点率
4位
得点率
5位
得点率
6位
順位決定戦 得点率
7位
得点率
8位
得点率
9位
得点率
10位
得点率
11位
得点率
12位

プレミアムGIクイーンズクライマックス/シリーズ歴代優勝者●シリーズは第4回大会からGIII

開催年 開催場 優勝者
決定戦 シリーズ戦
第1回 2012年 大 村 三浦 永理 池田 浩美
第2回 2013年 芦 屋 平山 智加 山下 友貴
第3回 2014年 住之江 日高 逸子 中谷 朋子
第4回 2015年 福 岡 川野 芽唯 平山 智加
開催年 開催場 優勝者
決定戦 シリーズ戦
第5回 2016年 平和島 松本 晶恵 川野 芽唯
第6回 2017年 大 村 遠藤 エミ 廣中智紗衣
第7回 2018年 平和島 松本 晶恵 塩崎 桐加
第8回 2019年 徳 山 今井 美亜 平田さやか