“ガマの女王”に輝くのは誰だ！？

『中京スポーツ』白鳥幹太記者の大穴V候補大予想！

波乱を呼ぶ女・藤原

ドリーム戦の6人や、歴代女王が順当に活躍すれば配当妙味はない。ここは穴党記者による「穴党ファンが儲かるための裏展望」としてお届けしたい。

伏兵の台頭―。丸亀・29回大会の滝川真由子、鳴門・27回大会の金田幸子（岡山）のような優勝戦で高配当決着に期待が持てる一発候補は藤原菜希（東京）だ。師匠・阿波勝哉譲りの攻撃力を駆使して強豪相手に真っ向勝負。GI初出場で初Vの期待を抱かせるだけの勝負根性がある。

速攻派で高配当狙い

実力以上にスタートのキレを備えている速攻派は穴党ファンの大好物。伸び型に仕上がったときの高田ひかる（三重）や土屋千明（群馬）、落合直子（大阪）の強攻策は高配当への近道だ。ベテラン勢では岸恵子（徳島）の攻撃力も健在。大挙9人を送り込む福岡勢の中では竹井奈美（福岡）の速攻力はピカイチだ。

速攻派とは対極に位置する「スタートの遅い差し屋」の突き抜けも旨味はある。中谷朋子（兵庫）は過剰人気になりそうなだけに、津田裕絵（山口）や水野望美（愛知）の差し抜けに穴党ファンは要注目だ。

堅調な17、快速の45

5月から新モーターに切り替わり、5節消化した段階ではエース機と呼べるほど傑出したものは不在。上位拮抗の状況だ。

その中でもおススメは17、45、48、64、68の5つ。石野貴之が初下ろし節を制した17はその後も乗り手問わず堅調。48、64、68は行き足～伸びが強力。45は3節目に原田篤志が節イチ級に仕上げてからつねに快速仕立てだ。

27が化ける可能性も？

大化けしても不思議ではないが、いまだ鳴りを潜めて評価が微妙なのが27だ。

使用2節目に鳥飼眞が乗り「これは絶対エース機になる」と豪語していたが、次の節で転覆してから足落ちし、評判倒れに終わっている。プロペラ巧者の手に渡れば、大舞台で鳥飼の言葉が現実のものになる可能性も十分ある。

ほかでは30、33、35も好素性で魅力的。当欄で取り上げた9基を引いた選手にはコース不問の高配当演出が期待できる。