（1）蒲郡の特徴は「インvsカド」

「蒲郡の水面特徴は、何といっても“カドが利く”ところだと思います。差しや捲り差しよりも、4コースカドを含めたセンターからの捲りが多いイメージです。かといって、インが弱いってこともないですね。1コースの1着率も50％を超えているみたいですし。『インvsカド』って覚えてもらっていいと思います。
　1マークのバック側が広いことも、インが強くてカドも利く要因です。対岸に対して恐怖感がないですし、ちょっとくらい水面が荒れても舟が返ってくるので思い切って握れます。そもそも水面が荒れることは少ないし、安定板が着くこともほとんどないですから」

（2）ホーム横風＆夕方はスタートが難しい

「風も基本的には緩やかなので、スタートがしづらいってことはありません。ただ、ホーム横風が吹くと風が舞うので、スタートが難しくなります。
　走り慣れた地元選手は合わせやすい？　いや、いつも難しく感じるので、地元有利ってことはないですよ。エンジンの仕上がり具合でもスタートの感覚は違ってきますから。ハレーションで時計が見えづらくなる第3、4レースの時間帯も気を使いますね」

（3）女子戦だから進入は枠なり

「蒲郡はピットから2マークまでの距離が長いので、進入が変わりやすいと言われています。でも、女子でピット離れを求める選手はいないので、レディースCでは枠なり進入が基本になると思います。
　5月から新エンジンに切り替わっています。まだ乗っていないので何とも言えないですが、良いエンジンを引けたらやる気が出ます。地元の大舞台なので頑張ります」