一昨年はGIとGIIで優勝、昨年はSG優出2回と近年はトップ戦線で活躍し、“次のSG覇者”候補にも名前が挙がる。多彩な決め技を備え、道中逆転勝ちも多い。準地元の当地はV7実績のほか、SG準優勝もある。

昨年はわずか3戦のみのGI出場で、児島周年優出、地元宮島周年は優勝と貫禄の走りを披露し、暮れのGPシリーズに駒を進めた。本格的に記念戦線へ復帰した今年の目標はグランプリ出場、そして15年ぶりの王座奪還だ。

昨年この時期にはSG開幕とともにクラシック、オールスターとSG連覇、その間には宮島マスターズCでも準優勝と八面六臂の活躍。今年も若松DC優出3着、下関周年優出2着、史上2人目のクラシック連覇と早くも爆発。

絶好調の今期は既に100走を超えるが、6着0回、5着1回で3連率は87％、勝率は8点超え（2月29日現在）と自身未踏の領域に突入。もちろん優出の連続で、宮島地区選では準優勝。ここまで縁がなかったGI優勝も視野にとらえる。

昨年は宮島でこの大会を制したあと、7月には浜名湖GII全国BR甲子園で優勝。SG9冠の実力者が初ものづくしの優勝を体験。今年はトライアル2ndからのグランプリ出場を目指し、連覇が懸かるここも全力で勝ちに行く。

3度目の優勝に王手をかけた宮島地区選は1号艇で無念の3着と、奇しくも同じ舞台の正月戦と全く同じ結果に。それでも、優出までの流れは悪くないだけに、ここがSG覇者としても踏ん張りどころ。好調時は逆転も多い。