水面攻略

ボートレースオフィシャルWebでレース場の水面データを検索すると、春・夏・秋・冬と、季節ごとに過去1年間のコース別1着率がわかります。ちなみに、昨年春(21年3月〜5月)のイン1着率は57.8%。ただ、モーニングレースで1R〜4Rは1号艇に実力者を置いていますので、実質的なイン1着率は50%前後になり、想定以上に高くはありません。

三国の春の天候ですが、風向きと風速がコロコロ変わります。日替わりに追い風になったり、向い風になったりしますし、穏やかだった水面がいきなり10m近い風が吹いて、コンディションが急変することも珍しくありません。

風のない状況から追い風、向い風とも3mくらいまでなら、インが幅を利かせます。また、選手から、「三国の6コースは24場の中でターンマークから一番遠い」というコメントが多く聞かれます。よほど地力がないと、上位着に絡むのは厳しいです。一方、追い風が強い場合、機力に少しでも不安があるインの選手は差されたり捲られたりして、敗れる場面が目立ちます。さらに、向い風が強い場合は、ダッシュ勢が先手を奪って、高配当になることも少なくありません。マスターズCは枠なり進入ですんなり落ち着くことが通常のレースより激減します。コース取り必至の選手がいた場合、水面コンディションが不安定なことが加わると、イン受難の水面に変貌します。

最後に、複雑な風回りをする2マークでのレースのさばきが、勝敗のカギを握ることが多々あります。地元からは、今垣光太郎と中辻博訓が出場しますが、かなり優位に立つことが考えられます。ベテラン勢の戦いなので、影響は少ないと思いますが、三国を久々に走る選手がいると、やや評価を割り引くことも必要になりそうです。

●3月27日より新モーター・新ボートを使用します。●三国はチルト3度まで使用できます。

最近6ヵ月 進入コース別成績(2021年9月1日~2022年3月2日/1,202レース)

進入コース 勝率 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 7.97 54.1% 18.9% 9.2% 0.16 617回 - - - 26回 1回
2コース 5.84 16.0% 25.8% 18.9% 0.17 - 50回 - 128回 10回 4回
3コース 5.54 14.0% 21.5% 22.1% 0.17 - 68回 57回 22回 18回 3回
4コース 4.95 9.6% 16.2% 21.4% 0.17 - 36回 39回 26回 13回 1回
5コース 4.36 6.2% 13.3% 17.6% 0.17 - 16回 39回 9回 9回 1回
6コース 2.91 0.8% 4.9% 11.5% 0.19 - 2回 3回 2回 1回 1回