総展望

※登録第3745号橋本年光選手(兵庫支部)は私傷病の為欠場となりました。予めご了承ください。

昨年のSG戦線はマスターズ世代が幅を利かせた。グラチャンは前本泰和(広島)、オーシャンCは濱野谷憲吾(東京)、メモリアルは原田幸哉(長崎)、チャレンジCは辻栄蔵(広島)、そしてグランプリは瓜生正義(福岡)と、SG8競走中5つも制した。その顔触れが一堂にPGIマスターズチャンピオン初開催となる三国へ集い、自慢の腕前と整備力を競う。

前回の下関大会は初出場の原田が3コースから狙いすました捲り差しで初Vを飾って勢いに乗り、12年ぶりのSG制覇へ繋げた。今年の“新人”は白井英治(山口)、平田忠則(福岡)、山地正樹(岡山)、中澤和志(埼玉)の4人。中でも白井は昨年のグランプリファイナリストで、V争いの筆頭になるのは間違いない。

硬くて乗りづらい水面を知り尽くしている地元勢では、今垣光太郎(福井)が3年前の宮島大会以来の2度目の制覇へ気合が入る。中辻博訓(福井)も持ち前のスタート勘がさらに研ぎ澄まされそうだ。近畿勢の松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)、吉川元浩(兵庫)、魚谷智之(兵庫)、吉川昭男(滋賀)らも三国は走る機会が多いだけにVチャンスはある。三国優出回数が多い江口晃生(群馬)、徳増秀樹(静岡)、上平真二(広島)、赤岩善生(愛知)も三国巧者ぶりを発揮する。

GI出場は11年ぶりとなる花田和明(愛知)をはじめ、伊藤誠二(愛知)、大澤普司(群馬)、橋本年光(兵庫)、田中豪(東京)、繁野谷圭介(大阪)の初出場組も話題となる。