番記者PUSHの5モーター

引き当てたら要注目! 番記者PUSHの5モーター
16号機
2連率 38.4%

実戦足抜群のエース!

初下ろしから伏兵陣の使用が多く現在の2連率は40%に届いていないものの、そのほとんどでトップクラスの仕上がりを見せているエース機。特に飛び抜けたような伸びではなく、伸び切るまでの出足から行き足にかけてがまさに抜群。そのため前検のスタート特訓を終えていきなり強気なコメントが聞かれることは少ないが、実際にレースをすれば超抜モーターの感触を実感。それまでとトーンが一変する場面が非常に多い。

18号機
2連率 33.7%

伸びはトップ級だ!

2連率は33%台ながらも、トップランクのパワーを秘めた好素性モーター。初下ろしからの序盤は出足型だったが、気温の低下とともに伸び型にシフトチェンジした。昨年12月には黒井達矢がエースボート(同じ18)とタッグを組んで出力低減機では全国的にも2位タイとなるびわこレコード(1分45秒1)をマーク。優勝戦で転覆した影響もなく、その後に使用した潮田浩子や峰重侑治らもトップ級の伸びを見せつけた。

50号機
2連率 32.4%

中間整備後に上昇!

中間整備で機力アップを遂げた代表格といえるモーターだ。昨年10月の中間整備直後はそれほどの機力上昇を感じさせなかったものの、冬場を迎えて気温が下がるにつれてじわじわとパワーアップを遂げた。年末シリーズの藤堂里香から谷川祐一、柴田大輔、児玉旭と4節連続でトップ級の伸びが続いた。3月に入って気温が上昇しても軽快なパワーは健在だけに、今回のマスターズでもぜひとも注目したいところだ。

66号機
2連率 40.6%

出足&回り足強化!

50号機と同様に昨年9月の中間整備直後は機力急変とまではいなかったものの、やはりシリーズごとにパワーを上昇させてきた。上々の出足、回り足を武器に伏兵陣が活躍を見せるシーンが多く、年末シリーズでは地元の大内裕樹が約9年ぶりの優出に成功。さらに2月の匠シリーズでも山崎義明がトップ級のパワーで予選オール2連対の快調ぶり。準優敗退でベスト6入りは逃したが、インパクトは絶大といえるものだった。

59号機
2連率 28.5%

軽快パワーに期待!

昨年12月の中間整備でそれまでとは動きが一変。直後の地元・青木玄太が軽快なターン回りを武器に優出、そして匠シリーズでは同じく地元の山田豊がおなじみのプロペラ調整でさらなるパワーアップに成功。1号艇で臨んだ準優はうねりに足を取られ4着敗退に終わったが、スリット近辺の行き足から伸びはかなりのレベルだった。それを引き継いだ竹腰正樹が直後のシリーズで優出。今回も軽快なパワーが期待できるはずだ。

マスターズを盛り上げる、びわこ巧者たち

巧みなレース運びで活躍!

3022 西山 昇一(愛知)

 びわこ巧者として真っ先に名前が挙がる存在。当地ではモーター出しの手腕もさることながら、道中での位置取りなどレースぶりがとにかく秀逸だ。現在は6期連続で7点勝率をキープするなど、年齢とともに迫力がさらに増してきた印象。

びわこマスターズ連覇へ!

3159 江口 晃生(群馬)

 3年前の当地マスターズの覇者。2月の「匠シリーズ第5戦」はそれ以来の当地参戦だったが、予選を8戦6勝でトップ通過、準優、優勝戦は王道のイン逃げで優勝と存在感を大いに見せつけた。調整に関してもかなりの手応えを掴んだ様子。

前回準V、今度は優勝だ!

3188 日高 逸子(福岡)

 準優勝した3年前の当地マスターズ以来の参戦となるが、軽快な仕上がりで剛柔自在の攻めを繰り出す。当地通算勝率7.01は今シリーズ出場選手中8位という高い数字。実績モーターを引き当てるようなら、互角以上の戦いが期待できる。

地元・びわこなら敵なし!

3278 山田  豊(滋賀)

 言わずと知れたびわこの総大将だ。前検日に独自の形にプロペラを叩き変えるルーティンで、凡機も快速級に仕上げてくる。難水面で鍛えあげた豪腕ハンドルは健在で、5回目のびわこGI制覇を目指して、持ち前の捲り攻勢を繰り出すか。

びわこSG・GI優勝歴!

3304 烏野 賢太(徳島)

 03年の当地チャレンジカップ、翌年にはGIMB大賞優勝と、びわこのSG・GIタイトルを持つ唯一無二の存在だ。2月「荒法師賞」で3年ぶりの当地参戦も、ターンテクニックを随所で見せつけた。マスターズ初出場、初優勝を狙う。