びわこコース&モーター

びわこコース&モーター

『マンスリーBOAT RACE』データ室

ボートレースの醍醐味を味わえる水面。
水面状況に合わせて舟券作戦の切り替えを

イン1着率アップはシード番組の影響

最近1年間のイン1着率は50%を超えるびわこだが、シード番組や軸艇を好枠に配した最終日の番組傾向による上積みが大きい数字といえる。準優や優勝戦など、番組マンの意向が反映されないカードでは1号艇が簡単に敗れるケースも多く、以前からのインが弱いという水面特性は変わっていない。逃げだけでなく差し、捲りと多彩な決まり手でボートレースの醍醐味を味わえる水面だ。

水面

季節によって変動する琵琶湖の水位は4月から5月にかけてがピーク。秋から冬は“干潮状態”といえるが、それでも北東の追い風が吹くようなら特有のうねり(通常の波よりも波長の大きい波)が発生する。追い風、プラスうねりで1マークの攻めが不発となるのがパターンだ。水面が穏やかならパワー艇を軸とした筋舟券、うねりが出るならパワー艇、インを軸としたボックス買いが舟券の狙い目となる。

最近6ヵ月 進入コース別成績(2020年2月1日~8月13日/1,140レース)

進入コース 勝率 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 7.59 48.2% 19.0% 9.4% 0.16 514回 - - - 33回 0回
2コース 5.64 14.6% 24.1% 17.4% 0.17 - 52回 - 94回 19回 1回
3コース 5.51 14.9% 19.2% 19.9% 0.17 - 61回 66回 19回 23回 1回
4コース 5.28 13.5% 17.7% 19.7% 0.18 - 53回 48回 33回 19回 0回
5コース 4.44 6.6% 12.0% 20.4% 0.18 - 24回 38回 8回 3回 2回
6コース 3.48 2.6% 8.3% 13.8% 0.20 - 8回 13回 4回 3回 1回

パワー差大きく、下位機の挽回は厳しい

現行モーターは6月が初下ろし。おなじみの中間整備(整備士によって非開催日に行われる本体整備)は7基に入ったが(8月24日現在)、現状のパワー差は非常に大きい状態だ。

その中でもエース候補に挙がるのは21165147233026といったところも初下ろしから安定したパワーを誇る好素性モーターだ。

モーター2連率ベスト10(2020年6月・使用開始~8月13日)

順位 モーター
番号
2連率 勝率 優出 優勝
1 31 61.9% 7.02 4 2
2 51 56.2% 6.86 3 0
3 21 54.1% 6.34 2 0
4 29 50.0% 6.16 1 1
5 53 48.2% 5.93 3 0
順位 モーター
番号
2連率 勝率 優出 優勝
6 63 48.1% 5.93 2 1
7 38 46.7% 5.77 1 0
8 18 46.4% 5.54 1 1
9 47 46.3% 6.70 0 0
10 50 45.2% 6.21 1 0

●びわこはチルト1.5度まで使用できます。

注目3モーター

21
号機

2連率 出足 伸び 回り足
54.1%

8月一般戦で初優勝。使用したすべてでトップ級の仕上がりを見せた。特にスリット近辺の行き足、伸びにかけてが強力なエース候補最右翼のモーターだ。

最近
2節
成績

8月18日~8月22日 一般競走

盛本真輔 B1  121315111

8月8日~8月13日 お盆戦

吉島祥之 B1  41533221543

16
号機

2連率 出足 伸び 回り足
36.0%

伏兵陣の使用も多く2連率は30%台にとどまるが、こちらも21号機と並んで有力なエース候補に挙がるポテンシャル。まさにパワフルな出足、回り足が最大の特徴だろう。

最近
2節
成績

8月8日~8月13日 お盆戦

澤田尚也 B1  2522633113

7月30日~8月4日 GI・周年

尾嶋一広 A1  3636614225

51
号機

2連率 出足 伸び 回り足
56.2%

初下ろし当初から強力な出足が続く。お盆戦で使用した馬場貴也が「(直前に自身が68周年Vを飾った好素性の)31号機よりも断然上」とそのパワーに太鼓判を押す。

最近
2節
成績

8月18日~8月22日 一般競走

渡邉英児 A2  26335221

8月8日~8月13日 お盆戦

馬場貴也 A1  11211231214