グランプリの3連単
住之江の最近3年のSG・GIの成績を見ると1コース1着率が約66%と圧倒的にインが強いという我ら“万穴党”にはションボリするデータが…。
でも、諦めるのは早いです! 今回のグランプリには、“万穴”を演出してくれるキャラクターが1人いるんですよ。
その選手は平和島・ダービーの優勝者インタビューで「グランプリでは“競艇”を見せます!」と宣言した深川真二です。「80m起こしまで付き合ってもらう」スタイルはスロー枠の選手に恐怖心を与えます。
ダービーの優勝戦を振り返ってみましょう。展示の並びは13562/4と1魚谷智之、3峰竜太、5前本泰和は6深川の前づけにより、80m付近の起こしでした。超一流選手でも、この位置から勝ち切るのは至難の業です。本番は深くなるのを嫌って16235/4。意外と折り合った進入になり、深川の起こし位置は100mをちょっと入ったぐらい。この瞬間に“深川マジック”の完成です。あとは自分のいつもどおりのレースをして1着、27,170円の万穴舟券を演出してSG初優勝を決めました。終わった結果に“もしも”は厳禁ですが、スタート展示どおりの進入になったとしても外艇の捲りを誘発し、レースは荒れていたかもしれません。
深川という存在が同じレースで戦う選手たちに恐怖心を与え、進入を悩ませます。選手が悩めばレースも荒れる、それこそが万穴が飛び出すチャンスです。2017年の頂点を決めるグランプリ、深川に“競艇”を見せてもらいましょう!