11月GII大村誕生祭を制し、芦屋チャレンジCでは予選落ちするも終盤3連勝と意地を見せた。SG初制覇の年から8年ぶりのグランプリ優出、そして優勝へと意気上がる。

芦屋チャレンジCでSG初優勝を飾った。準優では出力低減モーター以降の最速タイムを樹立し“日本最速男ここにあり”を実証。スピードの申し子がいよいよ覚醒した。

近況はモーター調整も順調だが、芦屋チャレンジCでエース機をゲットするなど“引き”の良さは健在。いったん勢いをつけてしまえば、誰も太刀打ちできない強さで突っ走る。

芦屋チャレンジC準優では、気迫のイン取りから渾身のコンマ03のトップスタートで逃げ切り場内騒然。今年はGI、GII含むV7と勝ち味を知る強みが前面ににじみ出る。

今年はスタートを決めても何か菊地らしさが感じられないレースぶり。尼崎周年では1号艇で優勝を逃す悔しさも味わう。流れを断ち切るには、初日のこの一戦が大きな勝負に。

蒲郡ダービーでは地元の期待に応え優出。芦屋チャレンジCでも予選で5コースから切れの良い捲り差しで鮮やかに抜け出した。アウトコースでも目の離せない選手の代表だ。

GI2優勝を含むV8と今年も優勝を量産。直前に30日間のF休みはあったが、3度のGI優勝にSG優出も数多い水面なら勝負勘に狂いはない。イン速攻を決めて波に乗る。

8月丸亀メモリアル優出、10月戸田周年優勝と、絶好調だった春先のリズムを完全に取り戻す。アウトからの大駆けに定評あるが、内寄り小回り戦にも柔軟に対応する自在派だ。

芦屋チャレンジCでは準優1号艇を獲り切るも、そこでインを奪われ無念の敗退。しかし、直前に気合を入れ直す絶好の機会と前を向き、グランプリ2連覇達成へ挑戦だ。

年間GI優勝2回は06年以来、グランプリ出場はあの優勝戦1号艇で優勝を逃した10年以来と久々の復活劇。その原動力となった「やり残したこと」を胸に秘め全力投球へ。

上半期は一般戦中心でグランプリ出場は「頭になかった」が、11月徳山周年制覇で出場権をたぐり寄せた。20年ぶりの頂点を目指すが、地元水面なら“普通に”期待は膨らむ。

今年は5月尼崎オールスター準優勝が特別戦で唯一の見せ場と苦しむも、ダービー準優出など最大限の努力が実った。GPシリーズ優勝の昨年と同様に1戦必勝の気構えで挑む。