ドリーム戦出場予定選手

― 4年連続ファン投票1位です。

「オールスターは僕の中でも一番と思うくらい、気持ちが入る大会です。ファンの皆さんのおかげで10年連続出場、4年連続でトップ選出していただきましたし、タイトルの重みを感じています。空回りもしていますけど、昨年は優勝戦に乗れましたし、『オールスターで優勝すること』への意識は高まっています」

― 今回のオールスターはSG復帰戦です。

「しばらく一般戦が続きましたけど、こちらから願ってもSGに走れるわけではなかったので、自分ができる中のベストを尽くすようにと心掛けながら走っていました。まだまだ結果に満足はしていませんが、1走1走、目の前のレースをしっかりこなしてきたつもりです」

― 年末の大一番へ、ここからですね。

「グランプリを特別に意識しているというわけではなくて、走っているSGは全部同じようにとらえていますし、全て獲っていくつもりで走っています。グランプリ出場は、その年のご褒美みたいなものですね」

― 開催地の住之江の印象は?

「住之江のイメージは良いですよ。グランプリも獲りましたし、ファンの声援はいつもすごいですからね。今は新型コロナウイルスの影響で無観客開催が続いていますけど、オールスターが開催される頃は収束して、レース場に活気が出ていれば良いなと思っています」

― 昨年はファン投票4位、今年は2位です!

「こんなにいっぱい投票してもらえるような選手ではないと思っていますが、選んでもらえたことは素直に嬉しいです。これからの自分に期待を込めて投票してもらっていると受け止めているので、ファンの方の思いに応えられるような選手になれるように頑張りたいですね」

― SGデビューの前回大会はどうでしたか?

「SG初出場でドリーム戦に選ばれた去年の福岡大会は、前日から緊張して寝られませんでした。普段はあまりプレッシャーとか感じないほうなんですけどね(苦笑)。SGを走れるだけで嬉しかったのに、水神祭も挙げられたので、本当に良かったです」

― 昨年は4つのSGに出場しました。

「8月の蒲郡・レディースCで優勝ができたし、女子の獲得賞金1位にもなれました。結果だけみれば凄いことだなと思いますが、SGとかGIを走ると旋回のレベルが全然違うことを痛感します。SGは自分にとって勉強の場だし、そこを走らないと成長できないと思っているので、SGを走れるのは本当に有難いです」

― 住之江に対するイメージは?

「去年のGPシリーズは全然調整を合わせ切れなかったけど、良い時もあるので、住之江は全然嫌いではないです。オールスターでもいろんなことを吸収して、今後の成長の糧にできるように頑張りたいと思います」

「オールスターは本当に結果を出したいと思っているんですが、まだ優勝戦に乗ったことがありません。凍結防止用の温水パイプが外される最後ぐらいで、調整がたぶん合っていないんだと思います。ただ今年はこれまで以上に、大会にかける思いは強いです。無観客でレースを開催している中で選んでもらったからこそ責任感を持って臨まないと、と思っています。クラシックは最近のSGでは記憶にないぐらい仕上がりは苦しかったです。その中で準優1号艇に乗れたことは大きかったですね。

住之江はグランプリ(今年は平和島)が行われるボート場なので、勝たないといけない所だと思っています。ファンの方にたくさん投票してもらって、ドリームに乗れました。本当に有難いです。レースは変わらないけど、強い思いで臨むつもりです」

(取材・構成:サンスポ渡辺宏幸)

「今年も多くの方にファン投票していただいて、オールスターのドリーム戦に乗れることができました。とても光栄なことだと思っています。応援してくださる方がいるっていうのは嬉しいですし、有難いです。

この恩返しは、レースでするしかないと思っています。声をかけたりして応援してくれるのと、舟券的な人気は別なことだけど、舟券に絡むこと、しっかりとレースをすることが自分の仕事だと思っています。

でも、そんなファンの方の声援やヤジのない場所でレースをするのは、やっぱり寂しいですよ。今後もどうなるかはわからないし、こればかりはどうしようもないですけど…。

住之江の印象は悪くないし、好きな水面ではあります。しっかりと良いレースをしてアピールできるように頑張りたいと思っています」

「大勢の方に投票してもらえて嬉しかったですね。オールスターは自力では出られないので、出場させていただけたっていう部分があるし、感謝の気持ちを持って走りたいです。ドリーム戦から出られるのは本当に有難いことだと思っています。

今年は1月の若松DCで優勝ができたし、ここまでは例年以上に良いリズムで走れています。エンジンなりには出せているほうだと思いますが、特にバチッと出せているかと言われると、そうでもないかな?クラシックも普通ぐらいの仕上がりでした。

住之江の新エンジンはまだ1回も走っていません。まだ調整とか全然わかっていないけど、GWに『ラピートカップ』を走るので、そこできっちりと調整をつかんで行きたいと思っています。地元のSGということもありますが、年末へ向けても少しでも良い結果が出せるように頑張ります」

「1月徳山周年の結果(予選敗退)が本当に悔しかった。それもあったので、2月の下関周年を勝てたのは良かったですね。ただ、右膝を痛めてしまい、平和島のクラシックでは踏ん張りも利かなかったりして、途中帰郷させてもらいました。時間が経っているので少しずつ良くなっているけど、もうちょっとですね。

住之江はエンジンの状況で成績も良かったり、悪かったりです。乗り心地もだけど、舟足をしっかりと仕上げたいです。

オールスターは、ファンに選んでもらって走らせてもらえる大会です。ドリームから走れるのは有難いですね。レースに対する姿勢を評価してもらったと思うので、恩返しじゃないけど、良い結果を出せればと思っています。お祭りみたいな舞台なので、楽しみながら、しっかりとレースができれば、と思います」

SGボートレースオールスター 歴代優勝者
開催年 開催場 優勝者
第1回 1974年 住之江 野中 和夫
第2回 1975年 常 滑 北原 友次
第3回 1976年 住之江 野中 和夫
第4回 1977年 住之江 加藤 峻二
第5回 1978年 住之江 彦坂 郁雄
第6回 1979年 住之江 中道 善博
第7回 1980年 住之江 中道 善博
第8回 1981年 住之江 貴田 宏一
第9回 1982年 住之江 常松 拓支
第10回 1983年 住之江 彦坂 郁雄
第11回 1984年 浜名湖 今村  豊
第12回 1985年 住之江 井上 利明
第13回 1986年 住之江 新田 宣夫
第14回 1987年 尼 崎 野中 和夫
第15回 1988年 住之江 安岐 真人
第16回 1989年 下 関 黒明 良光
第17回 1990年 住之江 野中 和夫
第18回 1991年 住之江 野中 和夫
第19回 1992年 住之江 中道 善博
第20回 1993年 丸 亀 野中 和夫
第21回 1994年 戸 田 福永 達夫
第22回 1995年 浜名湖 服部 幸男
第23回 1996年 児 島 松井  繁
第24回 1997年 常 滑 植木 通彦
第25回 1998年 桐 生 山崎 智也
開催年 開催場 優勝者
第26回 1999年 蒲 郡 濱村 芳宏
第27回 2000年 蒲 郡 熊谷 直樹
第28回 2001年 浜名湖 松井  繁
第29回 2002年 尼 崎 西島 義則
第30回 2003年 平和島 平石 和男
第31回 2004年 尼 崎 上瀧 和則
第32回 2005年 常 滑 植木 通彦
第33回 2006年 戸 田 山崎 智也
第34回 2007年 住之江 瓜生 正義
第35回 2008年 平和島 井口 佳典
第36回 2009年 福 岡 瓜生 正義
第37回 2010年 浜名湖 岡崎 恭裕
第38回 2011年 尼 崎 池田 浩二
第39回 2012年 浜名湖 井口 佳典
第40回 2013年 福 岡 新田 雄史
第41回 2014年 福 岡 菊地 孝平
第42回 2015年 大 村 山崎 智也
第43回 2016年 尼 崎 平本 真之
第44回 2017年 福 岡 石野 貴之
第45回 2018年 尼 崎 中島 孝平
第46回 2019年 福 岡 吉川 元浩
2020年 第47回大会住之江
優勝戦
5月31日(日)第12レース