オールスターの3連単
大村誕生祭での中越博紀の特別戦初優勝から始まった今年の特別戦ロード。続く平和島周年で長田頼宗が捲り一撃でGI初優勝、徳山周年では笠原亮(静岡)が10年ぶりのGI優勝を飾り、地区選では金子拓矢と仲谷颯仁(福岡)が初めてGIを制し、徳増秀樹、野添貴裕、林美憲が久々のGI優勝を決めるなど、まさに伏兵乱舞でした。
「グランプリ出場のトップランカーたちはどうしちゃったの? 燃え尽きた!?」とか思っていましたが...、何の心配もいりませんでしたね。浜名湖クラシックで井口佳典(三重)が鮮やかな2コース捲りで6年ぶりのSG優勝、直後の蒲郡周年は桐生順平(埼玉)の圧勝でした。SGの足音が聞こえてくると同時にスイッチが切り替わる、これが超一流なんですね。それを踏まえたうえで、尼崎オールスターで『万穴ハンター』が指名する選手は、原田幸哉(長崎)です!
「なんで原田?」と思う方も多いと思うので、ネタを明かしましょう! 3月に沖縄で開催されたイベントで「A2級になる7月までに大きなレースを優勝して、必ずグランプリに出場します!」という言葉を、目の前で聞いたからです。
昨年はGI2優勝、グランプリにも出場した原田ですが、昨年11月から90日のF休みがあったため、出走回数不足で7月からA2級になります。A1級が出場条件のメモリアルとダービーに加えて、GIにも出場できなくなって、高額賞金レースに出場できる機会がグッと減ってしまいます。A1級のうちに賞金を稼ぐしかないんです。
「心臓に毛が生えた男」と言われるぐらいに肝っ玉の据わっている原田の言葉です。僕の頭には、ド肝を抜くスタートをビシバシと決めて大暴れするシーンが既に浮かんでいます。予選道中、準優勝戦、そして優勝戦と、原田のアタマでひたすら買い続けます!!
2018年獲得賞金額ベスト20 (2018年1月~4月12日)
| 順位 | 選手名 | 支部 | 2018年獲得賞金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 井口 佳典 | 三重 | 49,268,000円 |
| 2 | 岡崎 恭裕 | 福岡 | 30,589,000円 |
| 3 | 峰 竜太 | 佐賀 | 28,562,000円 |
| 4 | 前本 泰和 | 広島 | 25,951,000円 |
| 5 | 桐生 順平 | 埼玉 | 25,772,000円 |
| 6 | 瓜生 正義 | 福岡 | 25,486,000円 |
| 7 | 白井 英治 | 山口 | 24,529,000円 |
| 8 | 松井 繁 | 大阪 | 21,277,000円 |
| 9 | 寺田 祥 | 山口 | 20,002,000円 |
| 10 | 中田 竜太 | 埼玉 | 19,780,000円 |
| 順位 | 選手名 | 支部 | 2018年獲得賞金額 |
|---|---|---|---|
| 11 | 笠原 亮 | 静岡 | 19,448,000円 |
| 12 | 長田 頼宗 | 東京 | 18,956,500円 |
| 13 | 坪井 康晴 | 静岡 | 18,538,000円 |
| 14 | 平尾 崇典 | 岡山 | 18,419,000円 |
| 15 | 毒島 誠 | 群馬 | 18,013,000円 |
| 16 | 柳沢 一 | 愛知 | 18,007,000円 |
| 17 | 徳増 秀樹 | 静岡 | 17,353,000円 |
| 18 | 吉川 元浩 | 兵庫 | 17,330,000円 |
| 19 | 羽野 直也 | 福岡 | 16,667,000円 |
| 20 | 太田 和美 | 大阪 | 16,107,000円 |
