BBCトーナメントを斬る

総展望タイトル

勝負の分かれ目は、スタート力と
3着争いに勝つ出足、コース取りの3つだ!!

予選は3着以内が条件ファイナルはツキ

トーナメント方式で争われる4日間の短期決戦が、私のホームプールだった鳴門ボートで初めての開催を迎えます。それにしても豪華な顔ぶれ。今年の艇界を盛り上げてきたSGウイナーたちが一堂に会するのですから、それもそのはずです。

シリーズのポイントは、次のステージに進める3着以内に入線するかに懸かっています。ファイナルはアミダくじで枠番が決まるだけに、ツキの部分は大きいですが、とにかくそのファイナルに乗ることこそが最大の目標になると言えますね。

コース取り積極的な深川、前本、白井が有利か

「3着以内」を考えれば、先手必勝で勝ち切るためのスタート力、そして3着争いになった時に必要な出足がいかに備わるかです。

また、積極的に内寄りのコースを取っていくことも大事になります。それらを考えれば名うてのインファイター・深川真二(佐賀)が有力候補。

勝負所で前付け策に出る前本泰和(広島)、白井英治(山口)も楽しみがあります。もちろん艇界トップクラスの腕を持つ峰竜太(佐賀)と石野貴之(大阪)もV候補筆頭グループに位置します。両者は数少ない鳴門でのSGを制していますからね。

9月周年覇者の池田、地元の興津に調整の利

9月の鳴門周年を制した復調一途の池田浩二(愛知)に、調整面でのアドバンテージがありそうですね。地元で唯一、参戦する興津藍(徳島)は水面との相性は言うに及ばず。昨年の若松大会を制した寺田祥(山口)は、このシリーズでの勝ち方を知っているという経験が活きてきそうです。

女子では昨年大会で6コースから3戦連続3着としてファイナルに進出した守屋美穂(岡山)に注目。10月当地での男女混合一般戦を制していて、直近に走った強みが良いように働いてきそうです。

12月の鳴門は穏やかで平穏な流れになりそう

私が走っていた頃の鳴門はイン優位でしたが、1M辺りの水面が広がってから、攻めやすくなって波乱が起きることも増えました。ただ今回開催される12月上旬は、あまり風が吹かないので、紛れは少ないと予想されます。それにトップレベルのレーサーが集まるだけにレースは平穏な流れになるかと見ていますが…。

とはいえ、舞台は全国屈指の大穴が出る鳴門ボート。何が起きるかわからないです。だから天候の変化には注意を払いたいですね。真冬の天気になって追い風がビュンビュン吹くことになれば、穴党には好機到来。その場合は差し水面になります。2コース差し、はたまた4コース差しまで利くシーンも。24をアタマにして3連単舟券で手広く流してみるのがオススメです。

開催期間中の潮汐表
開催日 満 潮 干 潮
12月4日 大潮 18:17 12:28
  5日 大潮 18:44 12:59
  6日 中潮 8:50 13:29
  7日 中潮 9:37 14:00
最近6ヵ月進入コース別成績(2021年5月1日〜10月30日/1,188レース)
進入コース 勝率 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 7.63 51.1% 16.6% 9.1% 0.15 561回 37回 1回
2コース 5.70 16.2% 22.3% 19.4% 0.16 59回 116回 15回 2回
3コース 5.30 12.5% 21.0% 19.2% 0.15 68回 45回 17回 16回 2回
4コース 5.09 11.8% 18.1% 19.7% 0.15 63回 35回 25回 14回 3回
5コース 4.57 7.8% 15.2% 18.6% 0.16 14回 59回 6回 13回 1回
6コース 3.31 1.4% 7.2% 14.6% 0.18 4回 6回 3回 3回 0回