総展望(チャレンジカップ)
年末大決戦の大村グランプリ出場へ最終関門となるチャレンジカップ。グランプリ出場ベスト18への進出はもちろん、モーター面を含めてアドバンテージのある2ndステージから出場できる上位6人を目指す戦いもあって、強豪レーサーが激しい火花を散らす戦いは見どころが多い。
注目度ナンバーワンは田村隆信(徳島)。10月の常滑ダービーでは気迫前面の戦いを続けて優出。賞金ジャンプアップに成功して地元不在のSGを見事に回避した。狙いを定めていた地元の大一番で、「渦潮エース」が主役の座を務める。
ダービーを2コースから鋭い差しハンドルで優勝の馬場貴也(滋賀)は、準優勝の山口剛(広島)とともに賞金ロードを先行。原田幸哉(長崎)は宮島オールスターを制してスピードを見せつけた。大村クラシックで女子初のSGウイナーとなった遠藤エミ(滋賀)に、6月の唐津グラチャンを制してSG10冠の池田浩二(愛知)はともに10月の鳴門一般戦を走っており、調整面で優位に立てる。
そして、冬場の鳴門水面はホーム追い風が多い。その強弱が1マークの分かれ目となる。弱めだと内有利だが、5mを超えて強めに吹くと横流れ防止のためインはより慎重なハンドルワークを要求され、センター強襲がヒットして波乱となる。さらに、鳴門海峡へ強風が吹き込み、荒れ水面では、アウト差しのチャンス到来で高配当が発生する。舟券攻略はインを絶対視せず、水面次第で臨機応変に立ち回ることをおすすめしたい。
SGチャレンジカップ 歴代優勝者
回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
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第1回 | 1998年 | 平和島 | 江口 晃生 |
第2回 | 1999年 | 平和島 | 今垣光太郎 |
第3回 | 2000年 | 住之江 | 濱野谷憲吾 |
第4回 | 2001年 | 児 島 | 西島 義則 |
第5回 | 2002年 | 津 | 植木 通彦 |
第6回 | 2003年 | びわこ | 烏野 賢太 |
第7回 | 2004年 | 児 島 | 田村 隆信 |
第8回 | 2005年 | 芦 屋 | 上瀧 和則 |
第9回 | 2006年 | 丸 亀 | 三嶌 誠司 |
第10回 | 2007年 | 浜名湖 | 湯川 浩司 |
第11回 | 2008年 | 浜名湖 | 坪井 康晴 |
第12回 | 2009年 | 常 滑 | 原田 幸哉 |
第13回 | 2010年 | 唐 津 | 今垣光太郎 |
第14回 | 2011年 | 大 村 | 田村 隆信 |
回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
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第15回 | 2012年 | 児 島 | 平尾 崇典 |
第16回 | 2013年 | 津 | 森高 一真 |
第17回 | 2014年 | 下 関 | 太田 和美 |
第18回 | 2015年 | 芦 屋 | 笠原 亮 |
第19回 | 2016年 | 大 村 | 石野 貴之 |
第20回 | 2017年 | 下 関 | 毒島 誠 |
第21回 | 2018年 | 芦 屋 | 馬場 貴也 |
第22回 | 2019年 | 桐 生 | 石野 貴之 |
第23回 | 2020年 | 蒲 郡 | 毒島 誠 |
第24回 | 2021年 | 多摩川 | 辻 栄蔵 |
第25回大会鳴 門 優勝戦 2022年11月27日(日)・第12レース |