丸亀のコース&モーター
天候に干満、昼から夜へと変わり続ける水面コンディション。
モーターは「18」「48」「45」「55」「21」を覚えて!
今年の丸亀はインが強い!
過去2回のオーシャンC(2010年・14年)開催時は、まだ梅雨が明けていなかった。最近3年間をみても、『海の日』の頃に夏が来る。梅雨の後半は晴れか雨かで、気温や湿度は大きく異なるが、いずれにしても風は弱い。雨ならほぼ無風の静水面だ。
今年は、例年以上に春先から1コースが強くなった。毎節のように「逃げ」の決まり手が半分を超え、温水パイプが外れたシリーズの最終日などは全12レースとも1号艇の逃げ切り勝利だった。全レースイン逃げ決着は、ナイターになってから初めてのこと。一般戦でさえこの状況なのだから、SGでは言わずもがな・・・か。
昼は我慢してナイター用に調整
ナイターとはいえ、7月は第8レースまでは明るい。暗くなる第9レース頃から急に気温が下がって、第12レースはデイタイムより5度近く低いこともある。また、この時期は昼は向かい風、夜は追い風に変化することが多い。デイタイムとナイター時間帯(第9レース以降)の2回走りの選手は、スタート勘の修正とプロペラ調整の両方が必要になる。
過去の傾向では、主力は準優勝戦や優勝戦が行われるナイターの時間帯に調整が合うようにして、昼は重たさをガマンして乗る場合が多い。こういうレースが最も波乱になりやすい。
干潮&満潮時刻を境に潮が真逆に
今大会は4日目までが中潮、5日目以降は小潮で潮位差は小さめだ。それでもホーム追い潮に変化する前の干潮時刻、その後向かい潮になる満潮時刻を境に、潮の流れが真逆に変わる。そのため、選手はスタートに神経を使うことになる。1コースが弱いのはモーターの回転が上がらない初日・2日目と、気温が高い日のデイタイム。同様の理由で、2コース差しも決まりにくい。シリーズ終盤やナイター時間帯は逃げが多くなる。1コースが負けても2、3コースが勝ち、ダッシュ勢の出番は少ない。
地元記者が全員一致? 上位5機
現モーターは昨年11月から使用している。エース機については地元記者の間でも見立てが異なるが、上位5基を挙げると全員が一致しそうなほど突出している。
逆に、誰が乗っても苦戦する低調機は両手に余るほどある。その多くは今回出てこないが、運悪く引いてしまった選手は頭に入れておきたい。なおボートは新艇に更新される。