「丸亀ではピット離れに気を遣いますね。ピットの取り付け位置が高いので難しいです。夏になると回転調整が難しくなりますし、潮の高さでも調整が変わってきます。

　パワーのあるレース場ではないから、回転調整がシビア。調整で気にしているのはターンの軌道です。“ギュンっ”と返ってくる感じを意識しています。よその場に比べて方向性はわかっているつもりだし、こだわりを持った調整ができます。

　オーシャンカップは、準優ではなく優勝戦に乗ることがノルマだと思っています。歳を取ってきて、減量しすぎると体が動かなくなってきました（苦笑）。52kgで入るぐらいがちょうど良い感じです。体重管理を含め、万全の準備をして行きます！」

　「レースコースはオーソドックスな感じだし、特別なことはないよ。ただ走り慣れていることはやっぱり有利。地元が有利っていうことは間違いない。

　いつも、まずはコーナーの足を求めるんやけど、丸亀でそこの足が仕上がらないことはない。例え良いエンジンを引けずに直線で下がるような足でも、そこだけは仕上げられる。

　丸亀でオーシャンカップを開催するって決まってからは、出場権を取ることを意識した。出るだけではいかんから、もちろん優勝を目指すよ。焦って、いらんフライングをしたりしないようにせんとね。そういう、しょうもない失敗はしたくない。どうしても気合は入るけど、いつもと同じように行きたいね」