コース モーター 3連単 GUIDE
風と潮の影響を大きく受ける競走水面
宮島の競走水面は潮の満ち引きがある。開催期間中の潮汐表をみると、序盤の2日間は第6・7レースあたり、残り4日間は第12レースの頃に満潮時間帯となる。
満潮時は2マークから1マークに向かって潮が流れる。スピードの乗りが早くなり、内枠勢が枠の有利さを最大限に生かせる。干潮時に近い前半レースは1マークから2マークへ潮が流れる。流れに逆らう形になってダッシュの乗りに時間が掛かるため、外枠勢にもチャンスが生まれる。
競走水面周辺に大きな建物はなく、風の影響も受ける。風向きは前半レースの時間帯がホーム向かい風、後半レースは凪(なぎ)、またはホーム追い風になることが多い。
地元・西島が完全優勝達成の「49」が上昇中!
宮島のモーターは昨年9月から使用している。今後の主流となるヤマト331型(出力低減モーター)ではなく、従来の321型だ。現モーターは季節ごとに気配が変わっており、エース機と言える銘品は見当たらない。
2連率トップの「71」は、4月まで抜群のレース足を誇っていたが最近になって急下降、「直線が弱め」というコメントが良く聞かれるようになった。2位の「11」も1月にプロペラを交換してから迫力ダウンで、現在では中堅クラスというレベルだ。
最近になって台頭してきたのは「49」。行き足が抜群で4月に木村光宏、5月に西島義則がそれぞれ完全優勝を達成している。ほかでは伸びが良い「25」と「16」に、GW開催で谷勝幸が節イチに仕上げた「41」が上位級。「21」「19」「29」は調整次第では目立つ仕上がりになるので注目したい。
ちなみに、新プロペラに交換したモーターはかなりの確率で足落ちしている。
宮島注目モーター ベスト5
初下ろしから安定して噴いている。4月に平山智加が乗ってから伸びが強力になり、続く柳瀬興志は節イチの仕上がりで優出。5月には新田有理に116期一番乗りとなる水神祭をプレゼントした。出足も上位近くあるので、安心してレースができるだろう。
1月の当地周年優勝機だ。優勝回数は現モーターで最も多い4回。昨年11月に川野芽唯、4月には寺田千恵と大峯豊を優勝に導いている。行き足、出足関係が抜群なので、テクニックレーサーの揃うグラチャンなら、しっかり存在感を示してくれるはず。
市川哲也が昨年11月のGIで優勝、3月まではエース機候補と呼ばれていたモーターだ。GI優勝時は強烈だった伸びは少し落ちた印象だが、現在もコンスタントに勝ち星を挙げている。調整次第では、エース機級の活躍をしてもおかしくない。
昨年は2連率24%と下位クラスだったが、今年になってメキメキと頭角を現している。特に5月戦で使用した松下直也が伸び、出足とも節イチ級の舟足を披露。まだ数字が低く、あまり注目されていないだけに、コソッと儲けるならこのモーターかも。
初下ろしから2連率40%台をキープしている、素性の良いモーターだ。乗り手に合わせて伸び型にも出足型にもできるのが特徴。5月戦では、地元の井内将太郎が伸び型に仕上げて9戦中4勝、2着1回、3着2回と連日舟券に貢献した。
穴党は干潮の前半戦、本命党は後半戦で勝負!
宮島もほかのレース場と同じくインが強い。最近3ヵ月の1コース1着率は50%を超える。2着相手となるのはもちろん2コースだが、ターンマーク近辺にうねりが出るので差し抜けは難しく、全速で攻める3コースの方が1着率は高い。インの1着を嫌って買うなら、2コースより3コースがオススメだ。
「それでもダッシュ勢から買いたい!」という穴党は、午前中のレースを狙ってみては? グラチャン期間中は午前中が干潮、後半になるにつれて潮が満ちてくる。干潮の時間帯はホーム向かい風と重なることが多く、内勢のスピードの乗りが悪くなるので、ダッシュ勢にもチャンスは十分ある。風と潮の影響で捲りが利きにくくなる後半レースは本命党の出番。スタートは「全国でも分かりづらい」と言う選手が多く、序盤は走り慣れて感覚をつかんでいる地元勢が有利か。
また、海水が出入りする2マークは、うねりが大きくなりやすい。道中逆転もよく見られるので、最後まで諦めず応援してもらいたい。
グラチャン注目レーサー ベスト5
前回大会の覇者で、昨年のMVPだ。毎年5月くらいから成績を上げてくるタイプなので今回も活躍は必至。1月の当地周年では当時評判だった「71」をゲットしながら予選敗退しているだけに、失地回復に燃えている。自慢の速攻戦で今度こそ頂点に輝く。
宮島では昨年11月以降11戦して優勝7回。「宮島の調整なら前本に聞け」と言われているほどの無類の強さを誇る。調整方法を何パターンも持っており、どんなモーターでもトップ級に仕上げてくる。シビアなコース取りと的確なさばきで、地元栄冠をもくろむ。
通算1着率は約48%と、宮島水面をドル箱にしている。09年12月から11年6月まで3連続優勝、完全優勝も決めたことがある。3月の尼崎クラシックでは優出5着と復活ムードの近況で、得意の宮島水面なら初SGタイトル奪取も十分ある。
広島支部が誇るスピードレーサー・山口剛が燃えている。「デビューしてから宮島でSG開催がなかったので、今回特別な気持ち。何が何でも勝ちたい」と気合は人一倍。ここ一番の勝負強さはボート界屈指。待ちわびた地元SGで、勝利の美酒に酔いしれたい。
当地44周年、58周年を制しているように、水面相性は良い。今年はSG・GIとも準優の壁に泣かされている状況だが、SG覇者が集うハイレベルな住之江GW戦を制したことで流れは変わったはず。希代のテクニックレーサーが貫禄の走りを披露する。



