超舟券術

“生涯一度”から歴代覇者の強いSGに。
V2狙う石野白井瓜生柳沢の連覇も!

グラチャンといえば、かつては“生涯一度の晴れ舞台”と言われ、野中、安岐、中道や植木、そして現選手会会長の上瀧和則も1回しか優勝していない(いや、優勝しているだけでも凄いんだが)。第1回優勝の西田靖から第17回の湯川浩司(大阪)まで、17人の選手が1回ずつ優勝を分け合っていた。ところが、第18回で前年度覇者の湯川が定説を覆し連覇を達成。すると翌年には今垣光太郎(福井)が7年ぶり2度目のV、さらにその翌年にはまたまた湯川が優勝。その後は第22回から太田和美(大阪)が2連覇、第25回から山崎智也(群馬)が2連覇と“同一選手が繰り返し優勝するSG”に様変わりした。

舟券作戦においても、石野貴之(大阪)、白井英治(山口)や瓜生正義(福岡)ら“V2”を狙う選手を追いかけたいが、特に前年度覇者の柳沢一(愛知)には最大限の注意が必要だ。

優勝者に関してはもうひとつ気になるデータがある。それは、1つ前のSG、オールスター優勝から連覇する選手が最近多いこと。第24回の菊地孝平(静岡)、第25回の山崎、第27回の石野がそうだ。今年も直前の住之江オールスターでSGウイナーとなった篠崎仁志(福岡)に注目だ。グラチャンは17年の鳴門・第27回大会で準優勝の実績がある。

宮島はインが強い。しかしそれが顕著になるのは夏を越してから。この時期はまだまだ大胆な攻めも効果的で、当地前回の第25回大会の決まり手では「差し」や「捲り差し」より「捲り」のほうが多かった。

2020年獲得賞金ベスト20(2020年1月1日~5月31日)

順位 登録番号 選手名 支部 獲得賞金額
1 3854 吉川 元浩 (兵庫) 69,509,932円
2 4477 篠崎 仁志 (福岡) 59,699,333円
3 3897 白井 英治 (山口) 51,679,000円
4 4320 峰  竜太 (佐賀) 50,680,000円
5 4238 毒島  誠 (群馬) 47,403,000円
6 3783 瓜生 正義 (福岡) 40,510,000円
7 4337 平本 真之 (愛知) 40,443,000円
8 3415 松井  繁 (大阪) 38,872,000円
9 4044 湯川 浩司 (大阪) 37,620,000円
10 4418 茅原 悠紀 (岡山) 37,118,000円
順位 登録番号 選手名 支部 獲得賞金額
11 4168 石野 貴之 (大阪) 36,427,000円
12 3960 菊地 孝平 (静岡) 36,283,000円
13 3941 池田 浩二 (愛知) 35,156,000円
14 4444 桐生 順平 (埼玉) 32,700,000円
15 3573 前本 泰和 (広島) 32,115,000円
16 4524 深谷 知博 (静岡) 32,012,000円
17 4686 丸野 一樹 (滋賀) 31,821,000円
18 3942 寺田  祥 (山口) 30,849,000円
19 4024 井口 佳典 (三重) 30,721,000円
20 3582 吉川 昭男 (滋賀) 30,051,000円

選手賞金
(単位:千円)

種別\着順 1着 2着 3着 4着 5着 6着
優勝戦 33,000 12,000 8,500 7,000 6,500 6,000
特別選抜A戦 3,000 2,000 1,500 1,200 1,000 850
特別選抜B戦 2,100 1,500 1,100 800 700 600
宮島選抜戦 550 410 300 255 220 195
準優勝戦 550 410 300 255 220 195
ドリーム戦 550 410 300 255 220 195
予選・一般戦 210 170 130 110 100 90

●優勝戦1着賞金には、日本財団会長賞の副賞金500万円を含む。