若松の水面
中森亮●『日刊スポーツ』
6分の5の確率で3連単に絡むインは外しにくい
若松の特徴といえば、潮の干満、潮止まり、ナイター場特有の昼夜の気温差、戸田に次ぐ全国2位の狭い水面、と枚挙にいとまがない。それでも全国と同様に、若松もインは強い。今年5~10月のイン1着率は57.6%で、3連率は83.3%になる。
昨年および一昨年の12月に限定しても、昨年のイン1着率は58.9%、一昨年は52.4%で、3連率は83.3%、82.6%になる。つまり、インは6レース中5レースで3連単に絡み、1着率も高いことを考えれば舟券作戦から外しにくい。
追い潮&追い風で差し、引き潮&向い風は波乱
BBCの時期は北から北西の風が多くなり、ホーム向い風が多くなる傾向だ。潮回りをみると、干潮時間は12月3日から順に、16:50、17:25、18:00、18:50頃で、干潮より早い時間帯は引き潮、遅い時間帯は追い潮になる。
引き潮の時間帯に強い向い風が重なれば、ダッシュ勢の出番が増える。後半の時間帯に強い追い風が重なれば、1マークで握って回ると流れる可能性が高くなり、差しに出番が増える。もちろん、風が強くなければ、インが逃げる公算が大きい。
好配当を狙いたい時は、(1)3コースが捲り、もしくは捲り差しの時に2コースが残って舟券に絡むこと、(2)進入に動きがあってスローが深くなりそうな番組がおすすめだ。
モーターは5節目。パワーは自分の目で確認を
モーターは11月2日が初下ろしで、BBCが5節目になり、必ず2節以上は使用されている。好成績&高勝率のモーターは注視する必要があるが、低勝率でもBBC参加選手なら立て直しも早いとみる。初日の展示航走からチェックしたい。
