これが福岡の水面だペラ♪

4月の福岡って・・・どんな感じペラ?

「この時期の福岡は南の風、または南東の風が吹いて、静水面の日が多くなります。スタンドからの右横風、右斜め向かい風です。困るのは北東の風(左斜め向かい風)が吹いたときで、うねりが発生します。
 今シリーズは大潮から小潮への潮回りで、前半レースが満潮と重なります。はっきり言って、潮回りは悪いです。潮の高い所でレースをするので、内寄りが有利になるでしょう」

潮回りが重要なんだ・・・ペラ?

「福岡の水面は二面性を持っているんですよ。満潮と干潮でレースが全く違う。共通するのは“とにかく乗りづらい”ことだけです。
 1マークが那珂川にはみだしているから、満潮時には那珂川の流れと博多湾からの潮がぶつかって、福岡特有のうねりが発生します。干潮時なら1マークは思い切り握って回れますよ。ただ今度は2マークが乗りづらくなる(笑)。2マークは奥行きがないうえにスタート時の引き波が残っていますから、2マークの逆転劇が増えると思います。
 今は市営渡船の運行時刻と出走をずらしたりネトロンを設置したりして、以前よりもずっと水面は良くなっています。それでも7m以上の風が吹くようなことがあれば、うねりや引き波に苦戦するでしょうね。
 あと、福岡はピットの位置も変わっているでしょう?
 ピットがバック側にあるのは、24場のなかでも福岡だけです。展示ピットと本番ピットの位置もずれているので、スタート展示ではピット離れで先行することができても、本番で他艇をかわしてコースを取るのは、他のレース場より難しい。スタ展どおりの進入になるかどうか、慎重に考えないといけません」

松田さんはよくボートの成績を見るペラね♪

「ボートは木製なので水を吸うんです。福岡のボートは6月から使用していますから、負けて水をもらってばかりのボートは、水を吸って重くなっています。力のないモーターと重いボートでは、うねりや風に負けてしまいます。
 モーターは昨年7月からの使用です。相場は固まっていますので、この点は推理しやすいと思いますよ」