地元福岡支部11選手

引退はしませんが、
“これが最後”と思って
走ります。

「ファン投票で選ばれたことは素直に有難いですね。SGにはこれしか出られませんから(笑)。正直言ってSGのメンバーとレースをするのは辛い。完全にスピード負けするので、良いエンジンを引かないと本当に厳しいです。

でも、福岡は長年走ってきたので、うねりも大丈夫です。好きじゃないけど。そこは誰よりも経験があります。とにかく良いエンジンを引きたい、それが最低条件です。

今はA1級をキープすることが、モチベーションになっています。毎年思っているけど、これが最後だと思って、今回も走ります。でも、引退は考えてないですよ(笑)。何とか舟券に絡める走りをしたいですね」

“ピット離れと進入”で、
得票数分の期待に応えます!

「僕に投票してくれたお客さんは、石川真二という名前ではなく“ピット離れ”に投票してくれたのだと思っています。昔からこのスタイルを貫いていたんだけど、ようやく報われたのかな(笑)。

福岡はピット離れが難しいレース場なので、妥協していた部分もあったが、オールスターでは投票してくれたお客さんのために、いつも以上にピット離れと進入にこだわるレースを見せたいですね。

正直、49歳にもなると記念の斡旋が減って、SGが遠のいてくる。そんな状況だからこそ、SGレースを走れるのは楽しい。ダービー優出だけの“一発屋”と思われたくないから、頑張ります!!」


オールスターですから、
お客さんに喜んでもらいたい。

「オールスターは良いときも悪いときもあるけど、初めて出たSGということもあって、ほかのSGとは違う思いがあります。グランプリに向けて重要な一戦だし、地元の福岡で開催されるので、今回はかなり気合が入っています。

福岡はテクニカルなレース場なので、エンジンはもちろん重要だけど、それ以上に走り方が大事になってきます。地元なのでアドバンテージはすごく大きい。そこを生かさない手はありません。ただ、最近の福岡では、ターンとか、位置取りとかの感覚に少しズレがあります。GWで感覚を取り戻しておきたいですね。

オールスターでは勝つことも大事だけど、お客さんに喜んでもらえるレースを心掛けます」

気合の空回りはなくなっても、福岡オールスターは別!

「まずは、投票してくれたファンの方々の期待に応えられるようなレースがしたい。デビューも水神祭も福岡なので、僕にとっては純地元水面です。

昔は福岡で走るときはより一層気合を入れていたけど、今はどこでも結果を出さなきゃと思ってレースをしています。キャリアを積んで精神的に成長したんでしょうね(笑)。でも、オールスターに関しては別。良い結果を残せるように頑張ります。

福岡で心掛けている調整方法とかは、特にないです。僕は多少足が悪くても、乗り心地やグリップといった、体感を大事にするタイプ。ここが良ければ自分らしいレースができると思います。

あとは、地元の皆で大会を盛り上げたいですね」

ようやく俺の時代が来た!
気合を入れて挑みます。

「ファンの方々に5,484票もの投票をいただきました。

なんとあの篠崎仁志(3,444票)にファン投票の得票数で勝ったんですよ! 自分の中ではそれが何よりも嬉しい!! 『ようやく俺の時代が来たんだなぁー』と思えましたからね(笑)。

あとは良いモーターを予約したいんだけど、それができないからなぁ…。最近はSGレースで良いモーターを全然引けていない。これが悩みのタネですね。

福岡水面の“うねり”は、好きか嫌いかと聞かれたら好きではないけど、地元水面だし、そんなことは言っていられない。気合を入れてレースに挑みます!」



不調な1、2月をV2でクリア。
今年の僕は違います!

「選手をやっていれば、年間で良くない時期が絶対にあります。僕の場合はそれが年頭で、これまで1、2月に優勝したことがありませんでした。それが、今年は福岡の正月戦で優勝、芦屋周年で優出、芦屋のGIIIで2回目の優勝でしょ。選手人生で、一番良いスタートが切れました。いろいろと考えてチャレンジしたからなので、結果が出たのはたまたまではないとも思っています。

今は、早くSGを1つ獲りたいという気持ちが強いです。これまでにSGを勝っていれば『あのSGを』とか『地元のSGを…』ってなるのかもしれませんけど、そんな余裕はないです。それでも地元福岡のSGですから気合は入ります。SG初優勝が福岡なら最高だし。頑張ります!」


僕ももう31歳。良い具合に気合を入れて臨みます。

「SGを勝つのに一番チャンスがあるのが、福岡だと思っています。水面が特殊だから苦手な人もいる中で、地元で走り慣れているので問題ないですからね。

福岡のオールスターでは活躍できていないから『これはいかん。やらないかん』っていう気持ちもあります。少し苦しんだ現行エンジンの調整も、してはいけないことがわかってきました。成績も上がってきたし、もう大丈夫です。

オールスター後はF休みで、その後は3ヵ月GI・GIIを走れない。年末のグランプリを考えれば、ここで稼がないといけないし、福岡を走るときは勝手に気持ちが入ります。入れ込みすぎてもいけないけど、僕ももう31歳だから、その辺のコントロールもできます(笑)。しっかり準備をして、良い状態で臨みたいです」

ドリーム選出なんて…
思い残すことはありません。

「私がSGのドリームに乗れるなんて、夢にも思っていなかったので、もう思い残すことはありません(笑)。ドリームは点増しもあるし、調整時間も多いので、凄く有利だと思います。

去年はSGで2回準優に乗れましたが、優出するチャンスもあったのに失敗してしまって…。テクニック不足を感じましたし、準優はいつもと違う特有の厳しさがありました。今度は同じミスをしないようにしたいですね。SGで初めて準優に乗れたのは、一昨年の福岡のオールスター。今回はこれまでの失敗を生かして、それ以上の成績を残したいです。

福岡は地元だから、調整のイメージもできています。『SGを走るのはこれが最後!』っていうぐらい、感謝の気持ちを込めて走ります」

3コースから一生懸命、
思い切り握って回ります!

「たくさんのファンの皆様に選んでもらえて有難いです。福岡はデビューした水面でもありますし、福岡3場はどのレース場も同じくらい好きです。

オールスターに選ばれたからと言っても、やることは一緒ですよ。一般戦もGIも全て一緒。今までにやって来たことをやるだけ。特にプロペラの形をどうこうするとかも考えていないです。ただ、SGになるとエンジンを出さないと勝てないので、良いエンジンを引けたら良いですね。

福岡は3コースが好きです。自分から攻められる位置なんで、思い切って握って回りたい。少しでも舟券に絡めるように、応援してくださるファンの皆様に感謝の気持ちを込めて一生懸命走ります」



九州5場は気持ちが入るけど、やっぱり地元は違います。

「開催が決まったときから“出たいな”って思っていました。九州5場はどこでも気持ちが入るけど、やっぱり地元の福岡3場は違います。2年連続で選んでもらって、本当に有難いですね。

福岡はうねりがなかったらメチャメチャ乗りやすい水面だと思う。スタートは周りに建物が多いので、風向きがわかりづらくて、凄く難しいです。

理想の走りはエンジンをしっかりと仕上げて、レースに集中すること。最近は大分下回っていますが、同期の西野雄貴、村松修二にプロペラのアドバイスをもらってからは、少しずつリズムは上がってきたと思います。ファンの方に恩返しができるように、1走でも多く舟券に絡みたいですね」

選んでいただいた感謝の気持ちを、全力で伝えます!

「昨年はSGやGIをたくさん走らせてもらって、自分の弱い部分や足りない部分が明確にわかりました。今までも勝ちたい気持ちはあったけど、単純にそれだけ。気持ちの面で負けていました。

ただ、今年に入ってから自分でも“力がついてきているな”って思うときがあるんです。まだまだ伸びシロがあると思うし、これからが楽しみです。

目標はとにかく“強い”選手。強くなりたいです。今まではターンやモーター調整、レース運びとか細かいことに目を向けていたけど、そうじゃないんですよね。強い気持ちがあれば、その全てがついてくる。それがわかった自分は、もっと強くなれると思います。

ファン投票で選んでいただいたので、感謝の気持ちを伝えるためにも、全力を尽くします」