総展望

最速女王・遠藤がGI初優勝&ティアラ戴冠へ!

下関のGIIレディースチャレンジカップ(女子チャレンジC)で大会連覇を決めて絶好調で(芦屋周年、住之江GPシリーズをはさむが)大村入りの遠藤エミ(滋賀)がシリーズリーダーになることはまず間違いのないところ。今年は5回のSG戦に出場。超ド級のメンバーにもまれながら成長を続けた結果の連覇といって良いだろう。加えて「大村とは相性が良い」という点でも頭ひとつリードといえる。前回の大村・女子チャレンジCでの優勝は衆知のとおり。近況の好調度、大村との相性の良さで悲願のGI優勝を果たしティアラを頭上に輝かせたい。

この遠藤に待ったをかけるのは遠藤同様初日1号艇で登場の小野生奈(福岡)。SGチャレンジCでは予選突破ならず結果を出せずに終わったが、実力は遠藤に勝るとも劣らず。大村でも目下2場所連続優出中と相性も負けてはいない。強気に攻めるレースが彼女の身上。チャレンジCの悔しさは大村で晴らしたいところだ。

今年1年の充実度で注目されるのが長嶋万記(静岡)。優出17回で8回の優勝は他を圧倒する数字。加えて大村も12年の第1回QCシリーズから今年3月まで7回参戦して6優出と実績は抜群だ。6優出のうち4度が2着と惜しいところで優勝を逃している。GI制覇で鬱憤晴らしか。

シリーズ戦に目を移そう。次点で初回からの連続出場が途絶えシリーズ回りとなった日高逸子(福岡)。初日ドリーム1号艇での登場だ。今年は優勝なしと寂しい結果となっているがレース運びでは一日の長あり。ベテランの味を発揮したい。大村との相性という点で注目は竹井奈美(福岡)。もっか3場所連続優出中。今一歩のところで優勝に届かないがそろそろの予感も。