元ボートレーサー土屋幸宏が分析

tutiya

元ボートレーサー土屋幸宏が分析
ダービーは“ナイター巧者”を狙え。

桐生白井がナイター勝率8点超え
先物買いなら磯部が舟券の魅力十分!!

SGで勝つにはナイター攻略が必須

1997年に桐生で始まったナイターレースは、現在7場まで増えた。昨年は住之江で初のナイターグランプリが開催されるなど、ナイターSGが増えている。今年は9つあるSGのうち4つがナイター開催だ。グランプリを目指すなら、“昼夜の二刀流”であることが必要だ。

2019年以降のナイターSG・GI成績を調べた。勝率1位は峰竜太(佐賀)の8.62で、桐生順平(埼玉)と白井英治(山口)も8点勝率を残している。この3人がナイター巧者と言えるだろう。

昨年の賞金王・石野貴之(大阪)は7優出V4と勝負強さが光る。井口佳典(三重)は6月大村周年を制すなど8優出V2と安定感がある。大村SG、そしてダービー連覇の懸かる毒島誠(群馬)をはじめ、池田浩二(愛知)、湯川浩司(大阪)、茅原悠紀(岡山)らSG覇者も好成績を残している。

出場選手ナイター勝率ベスト10
(2019年1月~2020年8月/SG・GIのみ。50走以上)

順位 選手名 勝率 優出 優勝
1 峰  竜太 8.62 6 1
2 桐生 順平 8.04 6 1
3 白井 英治 8.00 7 2
4 井口 佳典 7.71 8 2
5 湯川 浩司 7.63 4 1
順位 選手名 勝率 優出 優勝
6 石野 貴之 7.62 7 4
7 磯部  誠 7.61 2 0
8 毒島  誠 7.60 4 1
9 茅原 悠紀 7.52 1 0
10 池田 浩二 7.40 1 1

若きナイター巧者・磯部が波乱を起こす

そんな中で、勝率7位にいるのが磯部誠(愛知)だ。磯部はモーニング&デイ開催の17場では勝率6.73だが、ナイター7場では勝率7.62と1点近く高い。地元の蒲郡で2度のGI優出、SGでは昨年の住之江GPシリーズで初の予選突破を果たした。さらにナイターの6コース戦は8走して2勝し3連単は88,620円と23,060円、3着も3回と舟券の魅力も十分。今年V5、9月のびわこYダービーでドリーム1枠になるなど調子も上々で、得意のナイターで一気にスターダムへのし上がるか。

ちなみに、今年あった2つのナイターSGのドリーム戦は、峰、白井、毒島の3人で1~3着を独占している。今回も3人揃ってドリーム戦に出場するが、結果はいかに?