瓜生が赤城雷神杯初制覇にリーチをかけた。微調整の範囲にありそうで、主導権を握っていくのは間違いないだろう。包囲網を破って栄冠を手にできるか。山崎は「特長ないけどバランス型で中堅上位」と悪くない仕上がり。華麗なテクニックでタイトル奪還に向けて闘志を燃やす。毒島もファンの目にその姿を焼き付け、次代のエースとしての座を確固たるものにしたい。名人の威信をかけて、江口も健在ぶりをアピールするか。

本番は瓜生が枠を主張して134/256の進入。カドに引いた山崎がスロー勢をひと飲みにまくる構えも、大きく流れたところに4艇が押し寄せます。立て直した山崎はじわじわと追い上げて続く2マークへ。山崎が狙い澄ました差しを放ち、田中との一騎打ちに持ち込みます。勝負の2周1マークは、コース有利に山崎が先マイ。ここで田中との艇間を広げることに成功した山崎が、今年4つ目の周年Vを果たしています。