予選突破のボーダーラインは5.33辺りを想定する。ここまで未勝利の瓜生としては、何が何でも白星が欲しいところ。幸い、プロペラのベースも固まってきており、調整に不安はない。メンバーは骨っぽいが、逃げ切りが濃厚。中野、濱野谷の東京勢がこれに待ったをかける。ともに機力は整っており、緩急をつけた走りで逆転狙い。「ストライクゾーンに入ってきた」という馬場も、まくり差し、二番差しの両面で上位をうかがう。74号機を駆る湯川も侮れない存在。

コンマ08のスタートから瓜生が先マイに行きますが、僅かに空いた隙間を濱野谷がシャープなまくり差し。1周2マークは、瓜生を捕らえた濱野谷が先取りしていきます。濱野谷は攻勢を仕掛けた馬場をさばくと単独航走へ。最後まで盤石の態勢で走り終えた濱野谷が、シリーズ2勝目で準優勝戦の絶好枠を手にしています。2着に残した瓜生も勝負駆け成功で予選をクリア。3着は馬場が取り切っています。