ナイター開催の時間帯は、おおよそ午後2時半頃から8時半過ぎまでで、まだ昼のうちに行われるレースと、日没後のレースでは大きく自然状況が異なってくる。最も違ってくるのが気温である。昼間は30度ぐらいあっても夜に25度ぐらいに下がれば、エンジンの噴き方がまったく違ってくる。レーサーも大きな調整が必要になり、スタートの見え方も違ってくる。レーサーは大時計だけではなく、スタンドなどがどう見えるかをスタートの参考にするものだが、夜になればカクテルライトに照らされるため、昼間とは大きく風景が違ってくるという。各ターンマークの攻防でも、「夜になると波が光って乗りにくい」と話すレーサーもいる。このような課題に柔軟に対応できるレーサーが、ナイターで活躍できるといえるだろう。
ナイターは、「桐生ボートレース場」「蒲郡ボートレース場」「住之江ボートレース場」「丸亀ボートレース場」「下関ボートレース場」「若松ボートレース場」「大村ボートレース場」の7場で開催されている。 (2018年9月時点)