準優勝戦で唯一逃げた桐生が、ポールポジションに収まった。バランスが取れた足を活かして、アッという間の逃走劇で他の追随を許さないだろう。勘が合っている赤岩が対抗一番手に。「行き足がきたし、しっかり回れる」と気配上々の様子。きっちり踏み込んで艇間を切り開いてくるか。第56回大会覇者の中島も侮れない。センターから他艇の動向をうかがって、勝機を見出したいところ。

コンマ11のトップタイミングを決めた桐生が1マークを先制。桐生は残る5艇に付け入る隙を与えず、バックストレッチで早くも独走体勢に突入します。終始安定した航走で周回を重ねた桐生が先頭でゴールイン。パーフェクトなレースを披露した桐生がトーキョー・ベイ・カップを初制覇し、今年2つ目のGIタイトルを手にしています。1周2マーク、流れた山崎の懐を差した中島が2着入線。