絶好枠に陣取るのは山崎。当地で開催された4月のダイヤモンドカップでは8走中6勝で優勝を飾っており、今回もシリーズを牽引するだろう。昨年ダービーチャンプとなった守田の好走も楽しみなところ。「下がることはなかった」と戦える足はありそうで、確かなレースさばきで逃げる山崎に肉薄してくる可能性も。黒い勝負服に身を包む田中が、巧みなハンドルワークで内からシャープに切り込んでくるか。

井口が3コースに入り、進入は1243/56の隊形に。守田がコンマ07のタイミングで飛び出しますが、伸び返した山崎が真っ先にコーナーを旋回します。流れ加減となった山崎の懐に田中が差しを入れるも、耐えた山崎が先頭へ。山崎は手綱を緩めることなく首位で完走し、幸先のいい滑り出しを見せています。次位にはゴール目前まで山崎に食らいついた田中が入線。守田との接戦を制した井口が3着を取り切っています。