初日ドリーム『千成賞』には大阪の両横綱が顔を揃える。主役は王者・松井。オールスター優出、続く若松周年でも予選突破と好調を持続している。ただ、G1優勝はなし。大一番で勝ち切れていない現状だ。賞金ロードも折り返し地点。地元の記念で弾みをつけ、SG戦線へ勢いを加速させる。対抗は田中。一般戦ながら今年はすでに優勝4回、当地のGW戦も圧倒的な強さでVと、勝負強さはこちらの方が上とみる。まさに『がっぷりよつ』。軍配の行方がシリーズを左右する。

ダッシュ域から菊地と毒島がコンマ06でスリットを飛び出すと、カドの菊地が全速戦の構えに。豪快にまくっていった菊地が逃げる松井を捕らえて、首位争いは次コーナーへ移ります。ここでも思い切りよく握った菊地は、先頭に躍り出るとそのまま1番手をキープ。ゴールを迎えた菊地が緒戦を勝利で飾っています。松井に対して篠崎が並びかけるも、2周2マークで突き放した松井が次位入着。