最終得点率は9.00。前田が貫禄の違いを見せつけてトップ通過を決めた。今節は1マーク、道中と随所に『巧さ』を発揮。抜群の安定感でシリーズをリードした。予選ラストもきっちり逃げて、準優へのリハーサルは完了。再び、岡村をカベにして逃走一気、ヤングダービー制覇に王手をかける。その岡村はジカ差し狙い。福岡支部ワンツーでG1初優出を目指す。割って入るとすれば遠藤。自身、節イチ評価の舟足で、まくり差し鋭く切り込めば突き抜けても不思議はない。

カドからコンマ05と気迫のスタートを決めた大上が、豪快なまくり一撃！　最内の前田まで一気に捕らえると、抵抗する間を与えず1マークを回っていきます。あっけなく勝負を決めた大上は、慎重に周回を重ねてゴールイン。3つ目の準優勝戦は大上が勝ち名乗りを挙げています。ラスト1枠を懸けた争いは、1周1マークをまくり差した仲谷がわずかに優勢。1周2マークで切り込んできた前田をさばき、仲谷が先着しています。