予選ラウンドで4勝をマークした山口が堂々の得点率トップに躍り出た。安定板の有無に関係なく抜群の実戦足を備える34号機を駆使して、ここも力強く逃げ切りたい。茅原は差し技主体の仕掛けから気迫の旋回で内懐に詰めりたいところ。3枠ならば、寺田は握りマイ攻勢から内枠両者に離されずに続いていきたいが、舟足は中堅級の仕上がりとみる。序盤は気配劣勢だった魚谷だが、何とか戦える勢いを出してきただけに強気に挑んでいきたい。

山口と茅原が好スタートを決めるも、グイグイ伸びた寺田が2人を飲み込んでまくり敢行。寺田はバックストレッチで早くも先頭に立つと、2つ目のコーナーも先に回ります。周回を重ねるごとにじわじわと後続との差を広げた寺田が最初にゴールラインを通過。鮮やかなまくりを披露した寺田が準優勝戦を快勝しています。2番手は、迫る茅原をしのいだ山口が入着。猛追見せた茅原が3番手を取り切っています。