ターン回りの調整に課題を残す毒島の25号機だが、それでも行き足を中心に悪くない仕上がり。全速同体スタートを踏み込めれば準優の再現となる逃げを放っていけそう。山田は素早く艇を引いて差しを入れる公算が高そうだが、強気のジカ捲りも一考したい。羽野は内枠、両者の間隙を鋭く差し抜けるレースに徹したいところ。一撃の魅力ならば「レース足がいい」という岩瀬。積極的なハンドルワークで勝負に出たい。吉川はうまく差し場を拾って道中粘りの走りで挑む。

トップスタートを決めた岩瀬が内へ絞ってきます。スロー勢を飲み込む勢いで岩瀬がまくりに行きますが、毒島に抵抗されて両者とも流れ加減に。空いたところを吉川が鋭いまくり差しで襲いかかります。グイっと伸ばした吉川は、直線で一歩前に出ると、2マークも先に旋回して首位の座を確保。そのまま手綱を緩めず走り切った吉川が1着でフィニッシュし、福岡チャンピオンカップを初制覇しています。