守田が二度目のびわこ周年制覇に挑む。「ノーハンマー。出足がよくて、いい仕上がり」と機力面も申し分なし。昨年は地元のグレードレースで準優勝2回と、あと一歩が届かなかった。今度こその構え。太田は予選終盤から三連勝と勢いづいてきた。うねりが出るようなら、巧腕発揮で差し抜けるシーン。G1初優出の岡村はパワー勝負に持ち込みたい。フルダッシュが前提条件。枠は遠いが、リズムを上げてきた山口が侮れない。展開がモツれれば出番あり。

大外の山口が僅かにノゾきますが、他はほぼ横一線のスリット。インコースに陣取る守田が、真っ先にターンマークへと向かっていきます。守田は他艇を寄せ付けることなく1マークをクリアすると、バックストレッチで早くも安全圏に突入。その後も落ち着いて周回を重ねていきます。見事な完封劇で地元ファンの声援に応えた守田が先頭でフィニッシュ。守田がおよそ4年半ぶりのG1優勝を果たしています。