節イチ級の強烈な舟足で予選ロードは4勝をマークした峰が得点率トップとなった。機力と合わせて技量も充実しているだけに、ここも豪快な逃げ切りが中心の一戦。25号機のパワーをフルに引き出してきている石野が相手となるか。クイック差しを的中させて、まずはバック勝負に持ち込みたい。前田は内枠両者の動きを冷静に見極めて柔軟に立ち回るレース運びとなりそう。穴的存在ならば「伸びを活かしたレースをしたい」という山田の強攻策を狙いたい。

スリットから鋭く仕掛けた前田がまくりにいきますが、峰が最内から上手くブロックしながら先制ターン。峰は力強く艇を伸ばすと、バックストレッチで早くもリードを奪います。その後も危なげなく運んだ峰は、周回を重ねるごとに後続との差を拡大。峰が逃げ切り勝ちを収め、優勝に王手をかけています。見せ場を作った前田は2番手を確保。3番手は1周2マークを堅実にクリアした石野が取り切っています。