準優勝戦ラストの11レースは中堅級のモーター54号機のパワーを引き出し、得点率2位で1号艇をつかんだ吉川が中心。出足が軽快で機力負けはなくイン戦をこなすのには打ってつけの仕上がりになっている。進入は枠なりの3対3が有力、互角以上のスタートを踏み込んで逃げ一気に明日の優勝戦ベスト6へ名乗りを上げる。松井が2コースからロスなく差しに入りバック吉川を追う。スタート力抜群の原田がセンターから握り、篠崎、西村は混戦を待って浮上を狙う。

ほぼ横一戦のスタート隊形。インの吉川が逃走スタイルに持ち込もうとしますが、原田がシャープにまくり差していきます。直線は原田が吉川に舳先をかける展開に。勝負の2マーク、内寄り優位に原田が先制してリードを奪います。そのまま守り切った原田が先頭でフィニッシュ。準優を白星で飾り、ファイナル進出を決めています。追走するも届かなかった吉川は2番手に入り、最後の椅子を確保。