11レースが準優勝戦進出をかけた予選ラストバトル。前半戦次第ではベスト18入りへメイチの勝負駆けとなる山本を軸に推す。前操者でVを飾った14号機とタッグで機力負けはなし。イン速攻を決めてレースの主導権を握る。出足がしっかりしている永井が、2コースからすかさず差してバック山本を追撃。いつもの強力な伸びはないが、地元で攻めの姿勢を崩さない湯川がカドから自在な立ち回りで連争いに加わる。杉山には住之江の看板機37号機が味方。パワーまかせに見せ場を作れる機力は十分だ。

ほぼ横一線のスリットから杉山がまくり差しを仕掛けます。グイっと前に出た杉山が直線でわずかに先行し、すぐ後ろを3艇が追いかけるもつれた展開に。迎えた2マーク、杉山がややターンマークを外した間に、ブイ際鋭く切り込んだ山本が捕らえて逆転します。その後も堅実にさばいた山本が予選最終レースで待望のシリーズ初勝利。1着条件の厳しい勝負駆けを乗り切り、準優勝戦へと駒を進めています。