準優勝戦3番勝負のラスト12レースは、予選トップ通過の毒島が1号艇で登場する。エース32号機のパワーを引き出しており、大会2日目には現モーターのレコードタイムを更新と舟足は3拍子揃う快速仕様。インをがっちり固めて逃げ一気に主導権を握る。良機なりに日毎に本格化してきた茅原が、2コースからすかさず差してバック毒島を追撃。地元で水面熟知の長田はセンター3コースからフルターン勝負に出る。接戦で強さをみせている新開も間隙を突いて浮上狙う。

トップタイミングで飛び出した毒島が真っ先に1マークへ向かいます。毒島は思い切って握った長田が気になったか、わずかに流れ加減。その隙に茅原が差し込んでいきます。機力に勝る毒島は、茅原に舳先をかけさせずリードを拡大。2マークを回ったところで安全圏となります。毒島は以降も危なげなくまとめて快勝。優勝戦のポールポジションを手にしています。最後の切符は差し順走のかたちになった茅原が獲得。