いよいよ大晦日の大一番、クライマックス優勝戦を迎える。トライアルを引っ張ってきた平高、田口が内枠を占めて一騎打ち。連覇のかかる平高に対して、機力比較では田口に分がある。甲乙つけがたいが、一年を通じて男子相手にも互角に戦った前者に◎を進呈。遠藤がこの両者に割って入るか。3戦すべて1枠で取りこぼしたトライアル。痛恨の極みだが、この悔しさはファイナルで帳消しにすればいい。勝って賞金女王へ。地元の渡邉はファンの声援を味方に一発狙う。

田口が好スリットから激しく内を叩いていきます。平高が必死に抵抗も、田口がまくりきって直線へ。田口は思い切りよく握った遠藤を受け止めると並走状態となります。迎えた2マーク、先に回った田口が単独トップへ浮上。周回を重ねるごとにその差を拡大していきます。独走状態に持ち込んだ田口が1着でゴールラインを通過。今年6度目の優勝で、クイーンズクライマックスを初制覇しています。