予選トップ通過から準優勝戦はインから鉄壁の逃げでファイナルの1号艇をゲットした地元・埼玉のエース桐生が中心。3日連続の1枠戦でスタートは手の内。外完封の逃走劇で、14度目のG1戦V、そして同時に節目の通算1,000勝達成へ押し切りを果たす。相手筆頭は安定感抜群の走りでシリーズを盛り上げた平尾。持ち前の機動力を全面にスリットで桐生に圧力をかけて、差しから2マーク勝負に出る。山口、辻の広島コンビも気配は良く、混戦になれば出番は回りそう。

しっかり踏み込んだ桐生が先マイしたところを、山口が思い切ったまくりで強襲。桐生が受け止めて両者が膨らむと、平尾が差し込んでいきます。バックストレッチは平尾がわずかに先行しますが、内に切り込んだ山口が2マークを先取り。ここで平尾と山口のターンが乱れ、冷静に立ち回った桐生が再び先頭に立ちます。桐生は一気に差を広げて独走態勢でゴールイン。5年ぶり2度目の地元周年制覇を達成しています。