準優勝戦の18席を巡る予選は11レースがラスト。1枠には住之江を得意水面としている新田が組まれたが、肝心の舟足は直線以外は中堅にも届いていない印象で軸に推しづらい。調整が合えば行き足が強い毒島の4コースカド戦を中心視。カド受け3コースの篠崎は伸び不足。フルダッシュからスリットでのぞいて、まくり、まくり差しの両面策で1マークを攻め抜く。本体整備を含めて連日、懸命の整備が続く新田も出足の良化があれば逃げて逆転。榎は2コースからロスなく舟を回して内で粘り腰を発揮へ。

スリットは篠崎がわずかにノゾきますが、1マークまでに伸び返した新田が先マイ。篠崎のまくり差しは引き波を超えられず、新田が力強く押し切っていきます。十分に差を広げた新田は、最後まで冷静に運んでゴールイン。シリーズ初白星を手にしています。榎と毒島の次位争いは、2周1マークを握って回る榎を的確にさばいた毒島が先着。激しい追い上げを見せた岡村が3番手に入っています。