準優勝戦3番勝負はすべてイン逃げ決着。よって優勝戦のV最短距離1号艇を手にしたのは、7戦オール連対の活躍でシリーズをけん引してきた羽野。舟足は3拍子揃う実戦向きの快速仕立てで勝ち切るパワーは十分。そして、ここを勝てば暮れの1億円バトル18位圏内へ急浮上する大一番、イン速攻を決めてラストを締めくくる。羽野と機力双璧の関が2コースからすかさず差してバック追撃。機力でやや劣る馬場はハンドルワークが頼りで、日毎に良化ムードの4コースカド位置が見込める原田の鋭発戦が波乱のエキスとなりそう。

ほぼ横一線のスリットから羽野が1マークを先取りします。馬場がまくり差しで攻めるも羽野には及ばず。羽野はバックストレッチで後続を引き離します。早々に安全圏を手にした羽野は、次のコーナーも着実に旋回。終始安定した走りで周回を重ねた羽野が、見事トーキョー・ベイ・カップ制覇を達成しています。2周2マークを小さく回って猛追する佐藤を振り切った原田が2着を取り切っています。