優勝戦のポールポジションを掴んだのは松田。予選首位通過から準優勝戦も危なげない勝ち上がりを見せ、舟足に関しては文句のつけようがないレベル。再度逃げの期待度は高く、ヤングダービー以来のG1タイトルゲットとなるか。逆転一番手には更なるパワーアップを狙って本体整備も考えている石野を推す。差しに捲りと機敏に立ち回りたい。準優で会心のレースを披露した菊地の攻めも脅威。桐生以下の外枠勢は展開頼みになるだろう。

松田がコンマ08のタイミングで飛び出していくと、他艇に付け入る隙を与えずに1マークを先制します。バックストレッチで一気に突き放した松田は、続く2マークも難なくクリア。松田は後続と大きく水を開けて独走スタイルへ持ち込みます。最後まで手綱を緩めることなく航走した松田が、栄光のゴールラインを通過。圧巻のレースで児島キングカップを制覇し、およそ7年ぶりのG1優勝を果たしています。